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北島三郎 今年も「特別公演」大仕掛で飛翔!引退話題に「あるよ」とボソリ

北島三郎 今年も「特別公演」大仕掛で飛翔!引退話題に「あるよ」とボソリ
3ヶ月の公演に気合を入れる北島三郎

 歌手・北島三郎(76)が24日、東京・新宿のハイアットリージェンシー東京で明治座3月 新歌舞伎座6月 博多座11月『北島三郎特別公演』制作発表会見を開き、俳優・林与一(70)、中田喜子(59)、大江裕(23)とともに登場した。

 昨年初の明治座公演を終え好評だったことからファンの声援に応えて今回の三大都市公演が決定。昨年の明治座公演と同じく2部制。第一部『伊那の勘太郎 信州ひとり旅』では、幕末の信州・伊那を舞台に、賭場のイカサマ騒ぎを収めに行き、天竜川に簀巻きで流され死んだと思っていた勘太郎(北島)が帰ってきたことから、元妻との愛や故郷に忍び寄る不穏な影などの義理人情のドラマが展開する。二部『北島三郎、魂の唄を…』では北島による数々のヒットパレードが披露され、聴く者を一体となって引き込んでいく。

 シックな黒のダークスーツ姿で登場した北島。「新しい年を迎えてありがというというのと、今回も舞台をやらせてもらえる誇りと嬉しさを感じてます」と、切り出すと、「おかげで10月に77歳を迎えます。お客様はこの年齢を言うと『ワーッ!』となりますが、この道は年齢は関係がない。みなさんのご支援を頂きながら、この年でも舞台に立たせてもらえる3ヶ月の公演を頂きました。恥じないよう、喜んでもらえるよう、皆さんに元気になってもらえるような舞台にしたいと思います」と、前を向く。

北島三郎 今年も「特別公演」大仕掛で飛翔!引退話題に「あるよ」とボソリ

北島三郎 今年も「特別公演」大仕掛で飛翔!引退話題に「あるよ」とボソリ
大ファンの中田に北島も笑みがこぼれる

 そんな北島の舞台を喜ぶ大ファンは隣にもいるようで、今回初めて出演する中田が、「実は北島さんの『祭り』が大好きなんです!紅白とか北島さんが出演しているだけで嬉しいんです。それが生で毎日観れると思うと眠れなくなるのではないでしょうか」というと、これには北島も笑みがこぼれる。

 大江も、「去年、一昨年は病気でダウンしていました。去年の7月明治座さんから『俺のそばでいいから安心だろ』ということで、北島先生の舞台に出さえて頂きました。今年は年が変わって気持ちが変わりました。楽しくお芝居して…、どうかなというのはありますが、歌を歌って精進していきたい」と言うと、北島は師匠として目を細めながら大江を眺めていた。

 昨年の北島の明治座公演では舞台いっぱいの龍に乗って楽曲を披露するというド派手演出があったが、報道陣から「大仕掛は?」と問われると、「言っちゃうとお客さん来ないと困るからなぁ」と苦笑いしつつ、「いや、言ったら来るかな」と沸かせつつ、「『祭り』ですから、ド派手なものをやるのがいいのか。ただ、あのときは私の『祭り』を聞いていないと思います。大きいのを手を打ちながら観ているだけで。今年も結構でかいのが出てきます。辰年で蛇がにょろにょろではない。羽根を出て行きますので、幸せな鳥が飛んでいると思って頂ければ」と、構想を明かした。

 さらに、現役をどのくらいまで続けるかの話題になった際には、報道陣が「もちろん引退はないと思いますが…」というと北島は「あるよ」と、ボソリ。これについては、「自分の体は自分がよく知っています。プロというのはお金をもらってやるからには心配をかけるようになったときは僕は引退します。そんな感じを受けるようになった時には辞めます」と発言。

北島三郎 今年も「特別公演」大仕掛で飛翔!引退話題に「あるよ」とボソリ
会見が開かれた

 続けて、「ですが、まだ今のところこの道を歩いていけそうです。この道を歩かせていただいているのは好きだからだけではない。挑戦してこの道に入っている。舞台というのは完成がないんです。私達には終わりがなくて、支えて頂いてるみなさんに言えることは、50何年間歩かせていただいているので、恩返しができるような、人を呼び込めるようにしたい。これが、続く限り引退という言葉はない。いつかは来るでしょうけど、ただ、ひたすら頑張っていく身で、まだもう少し歩けるでしょう。つまずいたときは引っ張ってもらって1つよろしくお願いします」と、笑みを見せた。

 舞台について、北島は「生意気ですけど北島三郎は1人しかいない。人生の励みになるような暗くなる話は好きじゃない。いやあ部分はありますがそういうのを吹っ飛ばすような曲をやりたい。少しでも思い出に残るような舞台にしたい」と、熱い思いを語っていた。

北島三郎 今年も「特別公演」大仕掛で飛翔!引退話題に「あるよ」とボソリ
大仕掛の説明も

 囲み会見では、体力づくりをしているかという質問が飛ぶと、北島は「それを考えると老けるので、舞台をやらせてもらえるという考えでやっています。何年、何十年先のことではなくて、きょう、あしたの積み重ね生きています」と、自身の考えを披露。

 特別公演も4360回、本公演を終えるころには4468回という記録となるが、5000回を目指すかと問われ、「5000回は考えていない。舞台はこんな時代だから劇場も大変ですよ」と話し、「みなさんに来ていただいて、お客さんにはそれだけのものをしないとダメですよ。私の舞台を観た方には、いいおみやげをもらったと言ってもらえるようなものにしたい」と、抱負を語っていた。

 ■『北島三郎特別講演』上演予定
 ○東京・明治座
 2013年3月7日~4月4日

 ○大阪・新歌舞伎座
 2013年6月11日~7月4日

 ○福岡・博多座
 2013年11月4日~12月1日

北島三郎 今年も「特別公演」大仕掛で飛翔!引退話題に「あるよ」とボソリ

北島三郎
北島三郎
北島三郎 今年も「特別公演」大仕掛で飛翔!引退話題に「あるよ」とボソリ
林与一
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中田喜子
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大江裕
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バックの看板もド派手なものに
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