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長谷川博己、地元の映画館で舞台あいさつ!女生徒への妄想シーンは「一番解放できた」

長谷川博己、地元の映画館で舞台あいさつ!女生徒への妄想シーンは「一番解放できた」
地元の映画館に凱旋舞台あいさつした長谷川博己

 俳優・長谷川博己(35)が19日、東京・立川市で行われた映画『鈴木先生』(監督:河合勇人/配給:角川書店・テレビ東京)の凱旋舞台あいさつに、プロデューサーの守屋圭一郎とともに登場した。

 長谷川が、幼少の頃から通い思い出のいっぱい詰まった東京・立川の映画館『シネシティ』で、「凱旋舞台あいさつ」。青春時代の思い出とともに、劇中の女子生徒への妄想シーンは、「一番解放できた」と、スタッフがドン引きするほど、長谷川が積極的に行ったことも明かした。

 12日の舞台あいさつで、「今日が最後」といっていたとおり、黒縁メガネにループタイという“鈴木先生スタイル”を封印し、ノーメガネに普通のスーツ姿で登場。トレードマークなしでの舞台あいさつに、長谷川は、「寂しいですね。先週の時点で、こちらの立川に伺うと聞いてなかった。それがわかってたら、ループタイとメガネで来れた」と、約束は守ったものの、残念がった。

長谷川博己、地元の映画館で舞台あいさつ!女生徒への妄想シーンは「一番解放できた」

 また、12日の舞台あいさつで、登壇時に階段を上がりきってコケ、足をもつれさせて舞台から飛び降りたが、「滑ったのはわざとだったのに、まわりが本気で心配していた。マスコミも入っていたので、『映画は滑らないように』と、言った。もうちょっと受けるのかなぁと思ったのに、ジョークにならなかった。オチまで考えていたのに、」と、悔しがった。

長谷川博己、地元の映画館で舞台あいさつ!女生徒への妄想シーンは「一番解放できた」
思い出を語る長谷川

 立川出身の長谷川は、「ここの劇場は足繁く通ってました。シネマシティになる前、平屋の映画館だったころから。何があっても来てましたね。生まれて始めてみた映画。3才のころに『レイダース失われたアーク《聖櫃》』を観たのも、ここだったかも。中学受験で全部落ちて、落ち込んで、ここで観たのが『ダイ・ハード』。明日から生きるぞと思った」と、地元ならではの、思い出話を感慨深げに語った。

 さらに、「高校出て、映画館が新しくなって、こちらができた。そのとき、アルバイトの募集があって応募したんですけど、面接したら見事に落ちまして、主演映画で凱旋できるのは縁を感じる」と、笑いも交えて話した。

 ドラマ・映画に関しての苦労話として守屋プロデューサーは、「生徒たちが本当に中学生なので、地方ロケで宿泊した時、修学旅行の先生のように、男子が女子の部屋に行ったりしないかと、スタッフが交互に寝ないで見回りしました」ことと、「ドラマ版の視聴率が悪かったのを知った時に凹んだ。映画化までの道のりのなかで、ダメかなというタイミングがあって、切り抜けられた。あきらめ一歩前が3回ぐらいあったのがつらかった」と、ほのぼのとしたエピソードと身につまされるエピソードを挙げた。

 注目のシーンについて守屋プロデューサーは、「エンドロールが大好きで、何回見ても泣けるというほど好き。生徒たちの表情を見ていただけたら、ドラマから見ていただいている方は、思いが頭でフィードバックしてくるようなエンドロールなので見て下さい」と、自信たっぷり。

長谷川博己、地元の映画館で舞台あいさつ!女生徒への妄想シーンは「一番解放できた」
鈴木先生スタイルではない姿で登場

 長谷川が一番つらかったシーンは、「ドラマの時に、生徒と先生役だったので、生徒役の子たちが俳優の後輩。先輩と後輩の関係というのが、先生と生徒の関係につながるんじゃないかと思って、“俳優の手本となるように、間違いたくない”と思っていたが、10話の『鈴木裁判』の時に、みんなの前で演説するシーンがなかなかうまくできなかった。何度も何度もミスして、生徒たちが“先生、頑張れ”という顔で見ていたのが辛かった。生徒に慰められたけど、それが逆にいいシーンになった」と振り返った。

 「役ごとに表情が違うけど、どうやって演じ分けているか」と、一般ファンから問われると、「意識して顔を変えることはしていないけど、本や資料を読んでいると、自然と変わってきているのかもしれない。自分が見ても、“なんか表情が変わっているな”と、フト感じる時がある」と、無意識的にそうなっていると説明した。

 また、妄想シーンについて、「鈴木先生で一番解放できたのは妄想シーン。クラスの中でのシーンは、“いい教師を演じている鈴木先生”を演じている長谷川博己。妄想のシーンはなんでも好きなことできる。演技を通り超えられる。とても気持ちよくデキた」と、苦笑い。

 守屋プロデューサーが、「いやがる長谷川さんをプロデューサーが無理やりと思われるでしょうが、逆で、『そこまでやらなくていいですよ』と、何度も言っていた」と、本性を暴露する。

 長谷川も、「小川の妄想に対して、ちょっとやり過ぎた。腰まで振ったら、さすがにカットだと」と、爆笑すると、守屋プロデューサーは、「現場ドン引きでした」と、ボソっといい、会場も大爆笑となった。

 ストーリーは黒縁メガネとループタイがトレードマークの悩める国語教師・鈴木先生(長谷川博己)。二学期が始まり、生徒会選挙と文化祭の準備に追われるなか、教育方針の対立により、“壊れてしまった”天敵の家庭科教師(富田靖子)が、休養から復活。さらに、ドロップアウトしてしまった卒業生(風間俊介)が学校に立てこもり、女子生徒(土屋太鳳)が人質に取られるという史上最悪の事件が発生する。どうする鈴木先生!?

 同映画は、12日より角川シネマ新宿ほか35館で絶賛ロードショー中

 

長谷川博己、地元の映画館で舞台あいさつ!女生徒への妄想シーンは「一番解放できた」


長谷川博己、地元の映画館で舞台あいさつ!女生徒への妄想シーンは「一番解放できた」
立川の劇場での舞台あいさつに感慨もひとしお
長谷川博己、地元の映画館で舞台あいさつ!女生徒への妄想シーンは「一番解放できた」
長谷川博己


長谷川博己、地元の映画館で舞台あいさつ!女生徒への妄想シーンは「一番解放できた」
守屋圭一郎プロデューサー
長谷川博己、地元の映画館で舞台あいさつ!女生徒への妄想シーンは「一番解放できた」
ドラマ『鈴木先生』の映画化
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