女優・吉高由里子(24)が10日、都内で行われたネットサービス企業『株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)』の新ロゴ発表会に、シャンソン歌手で俳優・美輪明宏(77)プロ野球チーム『横浜DeNAベイスターズ』の中畑清監督(59)、“ハマの番長”こと三浦大輔投手(39)、新設された陸上部の瀬古利彦総監督(56)らとともに出席した。
同社の無料通話アプリ『comm(コム)』のイメージキャラクターを務める吉高は、黒を基調に色鮮やかな模様がちりばめられた晴れ着姿で登場し、「(昨年までは)凄いネガティブな思考ばっかりだったんですが、美輪さんとお話ししたら、ポジティブに考えるといいことを呼ぶからと聞いた。今年はポジティブにいい方向で開き直れたらなと思っています」と話し、スピリチュアルにも造詣が深い美輪のアドバイスに刺激を受けていた。
その後も吉高は、美輪にすっかり心酔した様子で、イベント中のちょっとした合間にも美輪と、にこやかに談笑する姿が見られた。
吉高は美輪らとともに新年の抱負を書き初めも、ゆっくりと時間をかけ、美輪に何事か語りかけながら、「浸」の字を書きあげた。意味は、「いろんなことに敏感になって、自分に浸(し)み込むように感じていきたい。commも浸透していったらうれしいなと思います」とPRすることも忘れなかった。
同社が企画・運営する『Mobage(モバゲー)』のイメージキャラクターを務める俳優・瑛太(30)とお笑いコンビ『おぎやはぎ』の矢作兼(41)、さらに『comm』のイメージキャラクターを務める同コンビの小木博明(41)はビデオメッセージで抱負を発表。小木は「新しい子供に出会いたい」と子づくりを宣言した。
瑛太は、「(新ロゴは、)柔らかく親しみやすくなったなぁと印象を受けました。(書き初めは)『張』と書かせて頂きました。昨年末から撮影が立て込んでいて、緩まず、時には緩ませることもありますが、基本的には貼った状態で仕事に励んでいきたいなぁ」と、今年の目標を語った。
一方、『おぎやはぎ』は「会」という字を書いた。矢作は、「出会って結婚しようと。年末に悲しい別れをしたので」というと、小木は、「僕はプライベート順調なので、新しい子供に出会いたい。子作り」と、今年の願望を語った。
DeNAは今年から「Delight(喜び・楽しみ)」and「Impact the World(世界規模のインパクトを創出)」をスローガンに掲げ、コーポレートロゴを一新。海外の人に親しんでもらえるよう、最初の「D」を、笑顔の顔文字「:D」(デライトマーク)に変更するとともに、柔らかい感じになった。
同社創業の1999年にオープンしたオークション・ECサイト『ビッダーズ』は『DeNAショッピング』に一新、ECサイト構築サービス『ZEROSTORE』は『DeNA ZEROSTORE』に変わるなど、4サービスで新たにDeNAブランドを冠する。
また、『Mobage』や『comm』は、それぞれ『Mobage by DeNA』や『comm by DeNA』とロゴを変更。ロゴを見るだけでDeNAのサービスだと認識できるようにする。さらに、海外のオフィス名も、『DeNA San Francisco』と呼称するなど、『DeNA+都市名』で統一した。
そして、スマートフォン(多機能携帯電話)向けの音楽配信事業に参入することも発表。音楽サービスコンテンツ『Groovy』は、ソニー・ミュージックエンタテインメントなどコンテンツパートナー20社以上から計100万曲以上の提供を受ける。
コーポレートロゴを顔文字のDに一新したDeNAは新事業として、12年度内に音楽サービスに参入することも発表。スマートフォン向けを展開する。20社以上が参画、提供楽曲数も100万曲以上を予定している。