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小山明子 夫・大島渚監督死への覚悟…最期の言葉に「それを聞いただけで満足」

 15日に肺炎のため亡くなった映画監督・大島渚さん(享年80)の妻で女優・小山明子(77)が16日、公演先である東京・池袋の東京芸術劇場で記者会見した。

 小山は大島監督が亡くなった15日にも大島監督の最期をみとった後、同所での主演舞台『女のほむら』の最終けいこに気丈に参加していたという。2人は1960年に結婚し、小山は大島監督が96年に脳梗塞で倒れてからも献身的に介護をしていたことで知られている。

 17日付のデイリースポーツ、東京中日スポーツ、日刊スポーツ、スポーツ報知、スポーツニッポン、サンケイスポーツ各紙が報じており、大島監督は約1ヶ月前から救命救急センターの個室に入っていたといい、小山が舞台のけいこに入る時から危篤状態だったという。

 小山は、「覚悟していました。今日であろうと明日であろうと、お別れはできていました。パパは15日といういい日を選んでくれました。最期(午後3時25分)もみとったし、自宅にも帰ることができました。応援してくれていたんだろうと思います」と、最期の瞬間を語る。

 さらに、脳梗塞で大島監督が倒れてから約17年の介護生活だったが、小山は、「長い闘病生活でしたが、私なりに充実していました」といい、報道陣から何に支えらたのかと尋ねられると、「彼が元気で生きていてくれること」と、即答していたという。

 大島監督の最期の言葉については、15日の朝に看護師へ『ママ』と小山を探すような呼びかけをしていたそうで、「それを聞いただけで満足」と語った。

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