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黒髪の美輪明宏 紅白歌合戦「ヨイトマケの唄」場内に静かに響く!木村拓哉から曲紹介

美輪明宏 木村拓哉からアナウンスで「ヨイトマケの唄」歌唱!暗転した会場に声が響く
美輪明宏の声が静かに会場に響いた(写真はリハーサル時のもの)

 『第63回 NHK紅白歌合戦』が31日、東京・渋谷NHKホールで開かれ白組のシンガー・ソングライター、俳優、演出家、タレントと、いくつものミステリアスな顔を持つ美輪明宏(77)が登場した。

 近年は、黄色い髪にスピリチュアル系の伝導師みたいなイメージが定着しているが、元々はシャンソン歌手。16歳で本名・丸山明宏で歌手デビュー。“神武以来の美少年”と称され、57年に『メケメケ』が大ヒット。その後、シンガー・ソングライターの元祖として、今回歌唱する『ヨイトマケの唄』などを生む。

 77歳での『紅白』初出場は史上最年長で、デビュー61年での初出場も史上最長記録である。『第63回紅白歌合戦』出場歌手発表会見では、約50年前に出場オファーがあったが辞退したことを明らかにしつつ、注目される衣装については、「桃色組の衣装はヌード」と、笑わせた。なお、『ヨイトマケの唄』は約6分間のフルバージョンで歌うが、これは2年前には植村花菜が9分52秒ある『トイレの神様』を7分50秒に縮めて披露したのに次いで、史上2番目の長さと長尺での放送となる。

 『SMAP』木村拓哉から、「今夜、美輪明宏さんが『ヨイトマケの唄』を歌います。戦前、戦中、戦後の激動の時代を貧しく、つらく、苦しくとも生きる、親子の絆を描いています。親が子を想い、子が親を想う無償の愛の歌をお送りします」とのアナウンスから、暗転した画面に三輪の声が響く。

 そして、うっすらと浮かんだ美輪は黒髪に黒い衣装。切々と訴え続けられる曲に乗せたメッセージに、場内は静かにその姿を見守っていた。

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