アリス十番、スチガ&OZ 秋葉原常設劇場で年越しライブ！センター交代、新曲披露も

　アリスプロジェクト所属のアイドルたちが31日、都内・秋葉原のAKIBAマルチエンターテインメントパセラリゾーツ7F『P.A.R.M.S』で、『2012年から2013年へ!!!アリスプロジェクト☆大晦日カウントライブ♪』を行った。

　同所を常設劇場として、2013年1月4日から開始する通常営業を前に、年越しライブを開催。開演が午後10時45分のため、18歳未満のメンバーはステージに立たなかったが、場内は400人満員の大盛況。まずは5人編成の『スチームガールズ』の「Destiny」で、ライブはスタートした。

　2曲目の「LOVE&JOY」からは『OZ』の2人も加わり、7人でその後も「ラプラポ-冬のプリズム-」など全5曲を披露し、会場は大盛り上がり。メンバーの中で、唯一『OZ』を経験していない亀田伶央奈(19)は、「謹慎してました！」と自虐ネタで、観客を笑わせた。

　お次は、いつものようにジェイソンマスクをかぶり、『アリス十番』が登場。「真・アドベンチャー」から始まり、バースデーソングの「ハピ☆バデ」を歌ったところで、時計の針は午後11時50分を回る。ここで、スチガリーダーの新矢皐月(19)が「『OZ』のメンバープラス(月宮)かれんちゃん、(黒瀬)サラちゃん、(亀田)れおちゃんが入ってきたことによって、気を引き締めなきゃなと思った」、『アリス十番』リーダーの桜のどか(22)が「『アリス十番』は、『スチームガールズ』の出現で、いろいろ刺激を受けた」と、それぞれ2012年を振り返る場面も。

　そして、『アリス十番』のメンバーと観客がカウントダウンし、2013年に。年越し一発目の曲は、デビューシングルとなった「夏だね☆」で、スチガ、『OZ』のメンバーもステージに登場！ メンバー、ファンともにタオルを振り回し、立花あんな(20)がゴムボートに乗り、観客の海を渡った。

　まだ『アリス十番』のステージの途中だが、キャストが全員集まり、新年らしく書き初めを披露するコーナーへ。それぞれが四字熟語で2013年の目標を書いたが、亀田の『アゴ先命』や、塩谷彩香(20)の『前田敦子』といった「それ四字熟語？」と突っ込みたくなるようなものもあり、森カノン(22)は、得意技の『三点倒立』と書き、実演してみせる。笑いのほうへ脱線していた雰囲気を締めるべく、桜のどかが『劇場繁盛』と、アリスプロジェクトのアイドルやスタッフ、そしてファンの思いも込めた四文字を見せると、会場が拍手で沸いた。

　続いて、藤崎麻美(23)が「重大発表があります」と切り出し、場内が「まさか…」という雰囲気に。だが、藤崎が口にしたのは『アリス十番』辞退ではなく、「『アリス十番』ができて1年5ヶ月、私はピンクのジェイソンマスクをかぶってセンターを務めさせていただきました。もっとより多く『アリス十番』が強固したユニットになるために、私はセンターを降ります」と、自らセンターの座を降りることを宣言。後任を「アリス十番の新しいセンターは…立花あんな！」と指名し、立花のイメージカラーである赤で彩られたマスクを立花へ渡す。

　これを受け、新センターとなった立花は、「藤崎麻美さんが守ってきてくださったセンターを、この仮面をかぶって、これからあんながやっていきます。私はあんまり、人の中心に立って何かをしたことがこの20年間一度もなかった。19歳のときにお母さんに無理を言って芸能界に入って、『アリス十番』をやっていることの詳細とか言ってなかったけど、今回センターになって、ユニットの中心になったので、お母さんにもしっかり見せたいと思います」と思いの丈を語ると、感極まり、涙。

　藤崎は「『アリス十番』には、この色のついたマスクは2ついらないので、みんなと同じ黄色い仮面になりたいと思います」と、かつて山口百恵さんが日本武道館での引退公演でマイクを置いた場面をほうふつさせるように、自身がかぶり続けたピンクのマスクを机に置き、別れを告げた。

　その後、『アリス十番』は新曲「アリスのロッキンホラーショー」も披露し、アンコール含め全11曲を熱唱。最後に、『アリス十番』のリーダー・桜が、ファンに向けて「2013年もよろしくお願いします！」と、4日から始まる常設劇場への来場を呼びかけた。