『第63回 紅白歌合戦』リハーサル最終日が31日、東京・渋谷のNHKホールで開かれた。
いよいよ本番を前にした午後は、前半戦ラストの特別企画『花は咲く』のリハーサルから。特別企画ゲストの西田敏行(65)、中村雅俊(61)、森公美子(53)、荒川静香(30)、お笑いコンビ『サンドウィッチマン』。さらに、ピアニスト・辻井伸行(24)と作曲者の菅野よう子(48)が指揮を取りながら行われた。
東日本大震災の被災地である岩手・陸前高田市に尋ねた様子などの映像をバックに、祈りの込もった曲を披露。途中の打ち合わせでは、なにかおもしろいことがあったのか中村が笑いながら、森の尻を軽く蹴るという一幕もあり、結束の強さのようなものも見られた。
以降は13曲目のナオトから22曲目の絢香までを通しで行うことに。14曲目の倖田來未は29日の囲み会見でセクシーすぎたため「調整しています」と言っていたが、リハでの格好は少し地味めな印象だったため、本番までどうなるのか予測がつかないものに。
テクノサウンドがさく裂した次の曲は『ももいろクローバーZ』とコラボした細川たかしの『浪花節だよ人生は』。コラボ紹介を司会の『嵐』からされたが、ももクロが「ももいろクローバーZ!」の掛け声とともにいつもの振りをすると、『嵐』も一緒にポージングで盛り上がる。最初からアクロバティックなポージングで細川を出迎えるももクロだったが、有安杏果(17)は片足立ちで難易度の高い体勢だったため、ちょっぴりよろけるご愛嬌も。サビではジャンプして「たかしー!」とアクロバティックに叫ぶ一幕もあるなど楽しいものに。
そのまま、ももクロは退場するかと思いきや、客席から割って出てきた香西かおり(49)の応援のサイリウムを審査員席前で振るなど、最後の最後までサービス精神おう盛。
故・石原裕次郎さんの『嵐を呼ぶ男』をカバーする舘ひろし(62)が、裕次郎さんが「ボディーだ!チンだ!」と、叫ぶセリフのシーンは裕次郎さんが映像で叫んでいるシーンが使われコラボを見せる。
『恋ざんげ』の伍代夏子(51)では、人気アイドルグループ『AKB48』の“ゆうこ”大島優子(24、チームK)、“ゆきりん”柏木由紀(21、チームB)、“ゆいはん”横山由依(20、チームA)、“ぱるる”島崎遥香(18、チームB)が、和装でバックダンサーとして、艶やかな踊りを見せていた。
そして、すべてのリハーサルを終え、31日午後7時15分へ向けてすべての準備が整うこととなった。本番ではリハーサルと違うステージが展開されるのか、はたまた、さらなるサプライズがあるのか、注目が集まる。