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NHK紅白歌合戦チーフプロデューサーが嵐のリアルタイムARを解説

 『第63回 NHK紅白歌合戦』のチーフプロデューサー・原田秀樹氏が29日、リハーサル初日に取材会見を開き、演出面などについて、報道陣の質問に答えた。

 まずは、『嵐』のステージで披露される最新技術の『リアルタイムAR』について。「現実では、ありえない物体とかイメージを現実の空間に出現させる技術ですね。ARはオーギュメントリアリティー、つまり拡張現実なので、現実とCGが合成されたのはARの一種です。大変な時間をかけてやるけど、最新の技術を使って、生放送でリアルタイム合成をするということになります」と、解説。調整が難しいらしく、夜通しでチェックを繰り返しているのだそう。

 原田氏はこの技術について、「NHKでは見たことないですし、地上波でも見たことないですね。クリエイティブな嵐さんと打ち合わせした結果こういうことをやろうということになった」と、コメントし、「これは見ていただかないと、分からないと思います」と、アピールしていた。

 さらに、報道陣からは、下半身発言で物議を醸している“金爆”ことゴールデンボンバーのことについての質問に。11月の会見から振り返った原田氏は「1ヶ月いろんな形で取り上げていただいて、樽美酒さんがそういうものを求められていると勘違いされている。歌やパフォーマンスに期待しているのであって、それ以外に期待しているわけではありません」と、バッサリ。忠告はするのかと尋ねられた原田氏は、「そんなことはしません。よろしくお願いします。前半の大事なところなので盛り上げていただけたら」といい、“まさか”の事態が起こる可能性については、「プロですから。間違うようなことはないでしょう。生放送なので、すべての瞬間に備えて対応を考えています」と、“厳戒態勢”を敷いているとも。

 歌手・倖田來未(30)が囲み会見で衣装の手直しを言われたとしていたが、このことにNHK側からはとくに言っていないそうで、「自主規制というか、事務所の人と話し合って決めたんじゃないですか。われわれはとくになにも」と言いつつ、「セクシーでしたか?」の問いに原田氏はにやけてうなずくことも。「楽曲もカッコイイし、いままでステージ活動をしていなかったというが、いつものパフォーマンスのままだった」と、認めていた。

 また、歌手・矢沢永吉(63)の出演については、「ギリギリで決まったので、いろんなことを検討している最中です。まだお伝えできない。意外と調整が難しい」と、全貌はいまだ明らかにならず。アフリカから中継で参加するMISIAについては「6時間くらい時差があって…。天候の様子とか、シミュレーションしてみないと確定できない」と、語っていた。

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