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高倉健「あなたへ」ロケ地・平戸市で上映会!市民ら拍手と大漁旗で出迎え

 俳優・高倉健(81)が6年ぶりに主演した映画『あなたへ』(監督:降旗康男)上映会が16日、舞台となった長崎・平戸市の文化センターで開かれ、高倉をはじめ、女優・綾瀬はるか(27)や俳優・三浦貴大(26)らが登壇した。

 富山刑務所の指導技官役の高倉が「故郷の海に散骨してほしい」という妻の思いを受け、平戸市鏡川町の薄香(うすか)港まで1200キロを車で旅するロードムービー。同市挙げての撮影となり、散骨のシーンでは同港の漁師が船を提供したり、嵐のシーンは地元消防団がホースを使って演出。エキストラでも住民の多くの人が参加した。

 17日付のデイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、日刊スポーツ、スポーツニッポン、東京中日スポーツ各紙が報じており映画館がない同市に、高倉から撮影に協力してくれた住民に映画をぜひ見てほしいとの思いから上映会が開かれることとなり、大漁旗で住民が出迎えたという。

 高倉は舞台あいさつ後、映画撮影中に「茶飲み友達になった」という木山キミさん(88)を呼ぶことに。木山さんは劇中の『濱崎食堂』に隣接する場所に自宅があり、高倉が毎日のように訪れ、世間話をしたという。このサプライズに木山さんは「遠い雲の上のような人なのに…。こんなこといいのかしらと思っていました」と、満面の笑みだったそうだ。

 なお、高倉が公の場に出るのは実に7年ぶりだったといい、2006年公開の中国映画『単騎、千里を走る。』舞台あいさつ以来という。「久しぶりにこういう高いところに立ち、緊張しています。大変お世話になりました。ありがとうございました」と、感謝の声を寄せると、市民ら300人の大きな拍手が寄せられたという。

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