人気アイドルグループ『AKB48」の“たかみな”高橋みなみ(21、チームA)が26日、都内で行われた『コーエーテクモゲームス 新作ソーシャルゲーム完成発表会』に“ゆうこ”大島優子(24、チームK)、“ぱるる”島崎遥香(18、チームB)、“りっちゃん”川栄李奈(17、チームA)とともに出席した。
総合プロデューサーの秋元康氏(54)が、株式会社コーエーテクモゲームス代表取締役社長・襟川陽一氏と親交があり、同社を代表するゲームソフト『信長の野望』の大ファンだったため、今回の企画が実現。襟川代表から新作ソーシャルゲームのタイトル『AKB48の野望』が、発表された。
同ゲームは、架空の世界『ラ・チャント』を舞台に、『AKB48』のメンバーが“巫女”となるソーシャルシュミレーションゲーム。プレイヤーは、巫女を支える指揮官として、他のプレイヤーとともに巫女が抱く世界制覇の野望を叶えるべくプレーしていく。
4人は、『ラ・チャント』の巫女としてゲームに登場する衣装で登場。『AKB48』メンバー全員に同作固有の名前と性格がつけられており、たかみなはモトイル・ペルシャ・テッラ、ゆうこはアルティ・ストヘラル、りっちゃんはプエルラ・スピカ、ぱるるはファウスト・モトル・ミッテに改名している。
たかみな扮するモトイル・ペルシャ・テッラはさすらいの吟遊詩人であり、戦士という設定だが、同作のプロデューサー・廣重演久氏が「これ以上ばらしちゃうとゲームが終わっちゃうので、言えない」と、謎に包まれたキャラであることを告白。
スクリーンには他の3人にまつわる人物相関図が映し出されたが、まったくたかみなは触れられていなかったため、「これ、ぼっち(一人ぼっち)じゃないですか！ 私、総監督なんですけど！」とぶっちゃけ、報道陣を笑わせる。「もし自分が『AKB48の野望』をプレーするなら、誰を選ぶ？」という問いかけには、「ぼっちだから、自分を応援してあげないとかわいそうですね」と答えた。
りっちゃんは、以前にこの世界で起こった大戦の首謀者で、操られていて戦争を起こしたが、いまは平和に芸術活動をしているというキャラ。昔はワルという設定に、「小さいときは全然ワルじゃなかったです。“良し”でした」と答え、報道陣も爆笑！ スピカは星ではなく、スピーカーの意味で、おしゃべりという性格のようで、ぱるるが「楽屋でもぺちゃくちゃしゃべっていて、本当にスピーカーみたいです」と、実際のりっちゃんと言わんばかりに口を挟んだ。
ぱるるは、戦乱の世を画策したワル者キャラで、「ゲームの世界でしかワル者になれないので、貴重な経験かな」と、不敵にニヤリ。これにはゆうこが「ワル者さはないですね」とフォローし、たかみなが「見つめられたらプレッシャー感じるもんね」と、ぱるるがセンターを務めた「永遠プレッシャー」をネタにすると、ぱるるは同曲の最後に見せるキュートな“ぽんこつポーズ”を見せた。
囲みでは、秋元康氏が、12月1日に生出演したラジオ番組『今日は一日“AKB”三昧 IN 幕張メッセ』(NHK-FM)で、「AKBが恋愛禁止とは言ってない」と発言したことについて、報道陣がたかみなに質問すると、たかみなは「秋P！ 何言ってるんですか！ それ秋元さんが言ったんですか？」と、驚きのあまり、逆質問する事態に。
『AKB48』には恋愛禁止のルールがあり、それを破ったメンバーはグループを去っているだけに、たかみなは「疲れてたんじゃないですか。秋元さん、ちょっと休養したほうが…」とジョークも入れつつ、秋元氏の発言が信じられない様子。さらにたかみなは「我々がずっと掲げていたルールだったので、Pが急に路線変更なさると、どうしたらいいかわからなくなる」と続け、「総監督として、掲げておきます。秋元さん大丈夫ですか？ 恋愛禁止ですよ！」と、改めて『AKB48』メンバーは恋愛禁止であることを強調した。
最後に、ゲームのタイトルにちなんで「AKBとして来年の野望は？」と聞かれたたかみなは、「もっと皆さんに会いにいくようなコンサートをしたいし、ドームツアーもやりたい。まだ秋元さんがこれというものを私たちに掲げていないので、逆に目標がないところをどう頑張っていくのかが大事」と、青写真を描いた。
『AKB48の野望』は、本日26日より事前登録が開始され、GREEをプラットフォーム、対応機種はスマートフォン(iOS/Android)、フィーチャーフォンとし、基本プレーは無料。2013年1月末からのサービス開始を予定している。
