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若松孝二監督 急死…12日に交通事故から一転

若松孝二監督 急死…12日に交通事故から一転
急死した若松孝二監督(2010年7月15日撮影)

 2008年に『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』で、ベルリン映画祭の最優秀アジア映画賞などを受賞した若松孝二監督(76)が17日、都内の病院で死去した。

 若松監督は、宮城県出身。1960~70年代にかけて暴力や政治、エロスをテーマとする作品を手掛けていた。10年にはベルリン国際映画祭に出品した『キャタピラー』で、主演した寺島しのぶが最優秀女優賞に輝いていた。今年は『海燕ホテル・ブルー』、『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』が既に公開され、来年には、ベネチア国際映画祭出品作で最後の作品になった新作『千年の愉楽』の公開も控えていた。

 18日付の東京中日スポーツ、スポーツ報知、デイリースポーツ、日刊スポーツ、スポーツニッポン各紙が報じており、若松監督は今月12日に東京・新宿区内で都道を横断しようとしたところ、タクシーにはねられ、頭や腰を強く打ち病院へ。16日の段階では容体は安定しており、生命に別条はないとされていたが、一転し搬送先の病院で亡くなったという。

 タクシーにスピード超過はなく、警視庁四谷署が事故原因を調べていたという。

 ※写真はJPNews(http://jpnews.kr/)提供

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