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黄金の日日、ウルトラセブン手がけた脚本家・市川森一さん死去

 脚本家・市川森一さんが10日、肺がんのため都内で死去した。70歳だった。11日付のサンケイスポーツ、日刊スポーツ、デイリースポーツ、スポーツ報知、スポーツニッポン、東京中日スポーツ各紙が報じている。

 市川さんは長崎県出身。NHK大河ドラマ『黄金の日日』や『ウルトラセブン』、映画『異人たちとの夏』などテレビや映画の脚本などを多く手がけた。

 今年11月11日に、自作の長編小説が原作で脚本も担当したドラマ『蝶々さん』(NHK)の試写会では、「こういう作品が生涯の遺作になれば幸運」と語っていたという。

 市川さんは数ヶ月前に肺炎を患い、通院していた際に、肺がんが発覚。「病気のことはあまり広めないで」と、周囲に隠していたという。遺体と対面した関係者は、「やせこけた感じはなく、顔色も普通。まるで寝ているようだった。がんと長く闘ったようにはとても見えない」と、語った。

 葬儀・告別式は長崎と東京で行われ、17日正午には長崎の法輪会館で。21日午前11時から青山葬儀所で。喪主は妻・美保子さん。

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