8月に待望の長女を出産したタレントの木下優樹菜(24)が25日、都内で『ユキナ産(ざん)。』(講談社)の発売記念イベントを行った。
報道陣の前に登場した木下は「出産、妊娠の中のすべてが入ってます」と笑顔でアピール。日記のように書かれた同作に「今妊娠中の子が見てもわかるようにしました」と語り、「字だけでは伝わりきれないエピソードをマンガにしたら、すごい大好評で感謝してます」と語った。
同作の中で緊急帝王切開だったことを告白。「22日ぐらい早く生まれちゃったんです。ほんとうにバタバタでした」と印象深い様子のユッキーナ。なによりも夫の藤本敏史(41)が困惑したということで「ウチのオッサン(フジモン)が一番大変でした。窓に向かって嘔吐始まったり」と苦笑しながら「先生が『緊急なんで』と言っても、3回ぐらい同じことを質問してました」と笑いを誘った。
手術の様子については「麻酔をしていたので喋りながら産まれました。(フジモンは)私が麻酔を受けた時にもうベソかいてて、ずっと泣いてました。先生が『はい、パパだっこして』と言っても『大丈夫です』って断ってた。意味分かんないです」と笑いながら「私は我が子を見た瞬間に涙が溢れて『天使だ』って言ったのを覚えてます。ちゃんとタイミングばっちりでした」と報道陣を沸かせた。
出産後はそのまま引退も考えたという木下は「ぶっちゃけ復帰するのがうーんと思ったんですよ。ずっと一緒にいたかったから」と語り、「仕事いいんじゃねかなと思ったんですけど、その反面、木下優樹菜を待っていてくれる人がいる、求めてくれるっていうのがスゴイ幸せだな。そういうのを考えると復帰しなきゃいけないなと思いました」と揺れ動いた心境の変化を語った。
しかし、初めての育児は想像を超える苦労の連続だったという。「マジ、超ダルくなっちゃって、朝6時から大号泣。『マジ無理、マジ無理』とずっと言ってました」と振り返りながら「超キツすぎて泣きました。3ヵ月たって急にすごく寝るようになったけど、途中は昼と夜が6日間ぐらい逆になっちゃって一睡もできなかった」としみじみ。「ずっと起きてやがるから、コイツなんなんだろうと思った」と赤裸々に語った。
夫の藤本も育児に協力してくれているということで「つきあいでご飯に行っても超早く帰ってきます。あえて役割を決めないでやる時はやるという感じです」ということ。報道陣が夫の様子を聞くと「赤ちゃん語を使ってますね。『あー』とか『うー』とか。(自分で)ビックベイビーと言ってなりきってますから」と笑いながらも「出産前はケンカする度に『マジもう離婚。区役所行ってきて!』という感じだったんですけど、生まれてきてから責任がでてきた」と感慨深く語った。
3ヵ月になるリリナちゃんについては「優樹菜に似てきたんですよ。(生まれた時)タモリさんに見せたら『大丈夫、優樹菜に似てるから』って言われたんですけど、ほんとうにそうなってきた。安心ですね」と笑顔。「ふたりめは?」と聞かれると「無理です。育児もあるし仕事もあるし。でも兄弟は欲しい。10年後とか言ってるとあっち(旦那)が衰えてくるんで」と笑いながら、長女に「元気で明るくて愛されるような子に育って欲しい」と願いを込めた。
『ユキナ産。』は好評発売中。