アリスプロジェクト所属のアイドルユニット『アリス十番』、『スチームガールズ』、『OZ』の3組が20日、都内・秋葉原のAKIBAマルチエンターテインメントパセラリゾーツで開催された報道向け体験会で、ライブを行った。
パセラグループ最大規模となる超大型複合施設が、22日に秋葉原に誕生。曲数も世界最強で、旬鮮料理主義を誇るカラオケパセラは4Fと6Fに。ブライダル&パーティフロアは8F、ダーツバーは3F、そしてパセラ名物ハニートーストが、手作りパンにトッピングされたスペシャルバージョンで提供される『ハニトーカフェ』が1Fにオープン! 同階にはベーカリーショップも併設され、デザートやドリンク、美味しい手作りパンがテイクアウト可能だ。
場所は、アキバによく通う人には、かつてアイドルのイベントがひんぱんに行われ、11年3月27日に惜しまれつつ閉店となった『ishimaru soft 本店』があったところに位置するといったほうがわかりやすいかもしれない。オープンを2日後に控え、まだ建物の中からワックスの匂いが充満する中、報道陣は各階を回り、撮影したり、従業員から話を聞いたりしていた。
そして、なんといっても注目は、7Fに誕生するライブスペース『P.A.R.M.S』。アリスプロジェクトのアイドルによる常設劇場として、12月31日のカウントダウンライブからこけら落としとなり、特別にその前の12月23日、24日にはプレオープンライブを開催。年が明けて、1月4日から平日は2000円、土日・祝日は3000円でチケットを販売し、400人収容の同会場で毎日ライブを行う。
まず、登場したのは『スチームガールズ』。ガスマスクにカラフルなサイバーコスで現れ、ガスを噴射する彼女たちに報道陣も仰天! 「ディスティニー」、「未来ノヒカリ」、「SAILING DAYS」の3曲を歌い上げ、報道陣の反応も好評につき、2度もライブを行った。
続いては、『アリス十番』の妹分的ユニットの『OZ』。10月21日から新体制となり、5人組となったが、この日は3人で「LOVE&JOY」、「未来ノヒカリ」、「DAYS」の3曲をパフォーマンス。
最後は、『アリス十番』で、ジェイソンマスクをかぶったまま「負けないで☆」からスタート。その後は「アドベンチャー」、「スケルトンスカイ」、「TSUKEMEN LOVE」、「つけ麺☆風味絶佳」、「ハピ☆バデ」、「シンデレラ」、「夏だね☆」と、『トッピング☆ガールズGT』の楽曲も織り交ぜ、8曲を熱唱した。
リーダーの桜のどか(22)は、「私たちはまだデビューして1年足らずだけど、この常設劇場というのを凄く、凄く夢見てきて、何度も挫折しそうになりながらも、オープンできたことを本当に嬉しく思います」と、感慨深くコメント。秋葉原で常設劇場といえば、『AKB48』だが、AKB48劇場のキャパは250人。それを上回る400人を毎日埋めることができるのか課題となるが、「AKBさんを越える大きなハコを持たせていただきましたので、ここがいっぱいになって、常設劇場といえばアリスプロジェクト、そして『アリス十番』と名前が知れ渡るようになりたい」と、決意表明した。
『アリス十番』の“総長”月村麗華(26)は、「メンバー最年長で、アイドル適齢期を迎えた私でも、こんな素晴らしいステージでパフォーマンスをさせていただけることに感動して、たくさんの媒体の方や関係者の方が来てくれたことに凄く感謝しています」と、感極まり涙。
「毎日、満員にする自信はある?」と各ユニットのリーダーに聞いてみると、『アリス十番』の桜は、「正直、毎日は厳しいと思うけど、絶対に毎日400人満員にできるように、これからもっと地道な活動を繰り返して、たくさんの方に知っていただきたい。一度観てもらえたら、好きになってもらえる自信はあるので」と、頼もしく返答。
『スチームガールズ』リーダーの新矢皐月(19)は、「最終的には各ユニットで400人を突破できるように、ビラ配りなどから始めて、初心を忘れないようにしたい」、『OZ』リーダーの佐藤七彩(21)は、「まだ新人のユニットで、400人満員にする自信はないけど、これからの可能性にかけて、400人埋めれるようになりたい」と、それぞれ誓いを立てた。