過激なコスプレで知られるコスプレイヤー・うしじまいい肉が2日、東京・原宿のニコニコ本社で、「うしじまが生着替えコスプレ撮影会を生中継~うしじまいい肉を皆で撮ろう!語ろう!in ニコニコ本社~」イベントを行った。
「メイドカフェ店員風」「テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクターをイメージしたもの」「ハイレグ水着」と3種類のコスプレを披露したほか、布幕一枚隔てた裏側で、全てを脱ぎ捨てる生着替えの一部始終がシルエットで映し出される仕掛けに、撮影会に集まったファンたちは、大興奮だった。
当日は、一眼レフのデジタルカメラから、コンパクトデジタルカメラ、カメラ付き携帯電話など、思い思いの「カメラ」を持った、熱狂的なうしじまファンが20名以上参加。かぶりつきのような至近距離から、セクシーなポーズをするうしじまを“粘写”しまくった。
ファンの熱気にうしじまもノリノリで、のっけから、ミニスカートには収まり切らないイチゴの下着をさらに露出させたり、胸元に指を入れるなどの過激サービス。室内の温度は急上昇する一方で、みなたまのような汗を流しながら撮影。一回のコスプレで「420枚撮ったー」「670枚撮ったー」と枚数を競い、中には、当初は一眼レフで撮っていたのに、CFカードがなくなり、途中からカメラ付き携帯電話などに変えて撮影する者も。
衣装チェンジの際には、うしじまの”生着替え”をバックに、『実話ナックルズ』の元編集長で、ニコニコのブロマガ『ニコ生ナックルズ』でお馴染みの久田将義氏、130万部を超えるベストセラー小説となり、アニメ化映画化された『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの“マネジメント”を読んだら』の作者・岩崎夏海氏がゲストとして、うしじまいい肉や、ブロマガについてトークを繰り広げた。
両氏の間には、うしじまが生着替えをしているボックスがあり、「トーク中に見たら激マズ汁を飲まされる」という罰ゲーム付きとの発表があると、久田氏は、「見入っちゃってヤバイ。チラ見してしまったかも…」と、すでに白旗状態。トークが始まると、口数が減り、司会者から、「久田さんどうですか?」と、振られると、「いま、こっちに目がイっちゃった」と、自ら暴露。結局、激マズ汁を2回飲むハメになった。
2人とも生うしじまは初めてだそうで、岩崎は、「笑うと可愛い方だなぁ。存在感があってオーラがありますね。生で見ると人間性が感じられて今日でファンになりそうです」と、虜になったようだ。
さらに、「顔もちょっと人間ぽくない非現実的な表情されてて、3次元の人間でありながら、2次元のような、2.5次元というかね。AKB48のまゆゆ(渡辺麻友)がよくCG(顔)とか言われますけど、うしじまさんも2.5次元的なものを感じます。いい意味で生命感がないんですよ。フィギュアのような」と、分析した。
一方の久田氏は、「動画では拝見させていただいたんですけど、生だと小柄で迫力ありますね。魅せ方とか研究なさってクレバーな方だなぁ」と、セルフプロデュース能力を尊敬していた。
トークイベント終了後、久田氏は、「本当にいやらしかっただけで、トークに身が入らなくてごめんなさい」と、あらためて正直に感想を語った。
コスプレ撮影会&トークショーが終了したあと、うしじまが、トーク中に問題提起されたことについて、「お時間大丈夫でしたら、話しますよ」と言うことで、急きょ3人によるトークショーがスタート。この模様は、生放送でも流れていないため、来場した参加者だけの特権となった。
そして、全てを終えたあと、うしじまはファン1人1人と、言葉を交わしながら握手するなど、“闘うコスプレイヤー”とは別な、一面も垣間見せた。