演出家の宮本亜門(54)が22日、都内の東京ビックサイトで行われた『第25回 日本 メガネ ベストドレッサー賞』表彰式に出席。メガネが似合う文化人へ贈られる文化界部門を受賞した。経済界部門には青山学院大学の榊原英資教授、政界部門には森本敏防衛大臣がそれぞれ受賞した。
宮本は「父と母がメガネをかけていて、僕もメガネをかけたくて伊達メガネを。29歳で演出家になってだんだん目が悪くなりました」とユーモラスに語りながら「メガネを通して役者たちを見るのでもっとも大切なものです。ただ、いままでに30本以上なくしていまして、東京中の劇場に忘れていってるんですよね」と笑った。
「メガネは演出するときもいつもつけているし皮膚の一部。メガネがないと自分が演出する舞台も見れない」と語る宮本は「舞台の演出家って蜷川さん含めてみんな暗いんですよ。みんな裏方だから黒着てればいい、というように。こういう所に出ると『なんで嬉しそうに出てるんだよ』と批判があるんですよ。そういうのをぶっ壊していきたい」とエネルギッシュに語った。
民間から初の防衛大臣になった森本大臣は「オスプレイとか、事故とかでマイクを向けられることが多いので、今日はそういう心配がないので気が楽です」と笑いを誘いながら、副賞でもらったたくさんのメガネに「国会答弁で毎週メガネを変える姿をご覧に入れたいと思います」とチャーミングに語った。