
タレント・ベッキー(28)と、お笑い芸人・カンニング竹山(41)がプロジェクトリーダーを務める、芸能事務所『サンミュージック』の震災復興支援イベント「第3回東日本大震災チャリティーイベント ~心に太陽を~」が26日、東京・池袋サンシャインシティB1噴水広場で行われ、1部と2部合わせて延べ4000人の観客を前に、所属タレント14組が参加した。
同イベントは、昨年5月と11月に続いて3回目。過去2回はブレイク前だったため、今回が初参加となるお笑いタレントのスギちゃん(38)。得意のワイルドネタで観客を沸かせ、レコーディングにもお呼びがかからなかったというチャリティーソング『FOREVER FRIENDS~心に太陽を~』を熱唱した。
スギちゃんの出番前に登場したダイアモンド☆ユカイ(50)は、「みんなスギちゃんを待ってるんだろ? 言っとくけど俺の方がワイルドだぜ」と、「ギラッチ」ポーズでアピール。そして、三好鉄生のカバー曲『涙をふいて』を、スタンドマイクを何度も蹴り上げてクルクルと回すなど、ワイルドさを実践するパフォーマンスで盛り上げた。
さらに、スギちゃんの出番直前に登場した漫才コンビ『三拍子』も、「3分待ったらスギちゃんだからね。我慢しただけ楽しみが増すから」と、つかみに使われるほど。

そんな中、満を持して登場したスギちゃんは、リュックをつかんで登場すると、「肩にかけるところを引きちぎってやったぜ。だから、抱えるしかないんだぜぇ。ワイルドだろぉ~」と、それからワイルドネタを連発し、爆笑を誘ったが、どこかキレがない。
司会者から、「忙しすぎて、疲れているんじゃないの?」と、ツッコまれると、「朝から、ずっと外にいたんでフラフラになっちゃって」と、ワイルドじゃないスギちゃんに。さらに、MCから「裸足じゃないの?」とツッコミが入ると、「車でそのまま来たんだぜぇ」と、脱ぐ時間もないほどの多忙ぶり。
そこへ、三拍子の2人が、「楽屋で、スギちゃん、ものすごく汗臭い。この衣装1着しかないから。洗う時間なくて、ファブリーズを直接、皮膚にかけている」と、違ったワイルドさを暴露される。
最後に、一言とMCからふられたスギちゃんは、「楽しい夏にしましょう!」と、元気にコメントすると、「何のイベントかわかってないでしょ」と、周りからツッコまれ、最後の間で会場の笑いを誘っていた。

また、この日は、同社が21年ぶりに手掛ける女性アイドルで初のアイドルグループ『さんみゅ~β』(サンミュー)もお披露目され、歌手・松田聖子(50)の『青い珊瑚礁』や早見優(45)の『夏色のナンシー』から森田健作(62、現・千葉県知事)の『さらば涙と言おう』、太川陽介(53)の『Lui-Lui』など先輩たちのヒット曲をアレンジしたメドレーを元気いっぱいの振り付きで、初々しく歌った。
メンバーは、木下綾菜(きのしたあやな・16)、京極友香(きょうごくともか・17)、小林弥生(こばやしやよい・16)、後藤翼ジェニー(ごとうつばさじぇにー・15)、中山冴恵(なかやまさえ・14)、新原聖生(にいはらせな・13)、西園みすず(にしぞのみすず・17)、野田真実(のだまみ・16)、長谷川怜華(はせがわれいか・16)、山内遥(やまうちはるか・18)の平均年齢15歳の10人組。
グループのリーダー西園は、「1人でやれることは限られているので、みんなで支援できることはうれしい」と、息を弾ませた。また、ただいま夏休み限定の1ヶ月間だけ、10人で共同生活をしているそうだが、「女の子10人だと、洗濯とお風呂が凄く時間かかる」と、笑顔で語った。

新曲『ヤルキスイッチ』や「NHKみんなのうた」で昨年10月から11月まで流れた『幸せのカバン』などを歌ったベッキーは、「忘れないでいること、思い続けることが大事です。サンミュージックグループがひとつになって、これからも続けさせていただきます。そのときはまた力を貸してください」と、支援を求めていた。
竹山は、「チャリティーイベントは続けていくことが大事です。終わりはないと思いますので、よろしくお願いいたします。募金もそうですが、自分にできることからやっていきましょう」と、何度も呼びかけた。
同イベントに出演した所属タレントは、ベッキー(28)、カンニング竹山(41)、TAIZO(42)、芹澤みずき(28)、バンブーレボリューション、大石まどか(39)、JYONGRI(23)、ダイアモンド☆ユカイ(50)、三拍子(高倉陵・31、久保孝真・30)、スギちゃん(38)、ボイス&ハート(コーラス隊)、福島和可菜(29)、さんみゅーβ、HIROSHI(作曲家・50)
集まった募金やチャリティーグッズの収益金の全額は公共機関を通じて、被災地へ寄付される。
























