華道家の“カーリー”こと假屋崎省吾(53)が10月31日、東京・目黒雅叙園で11月1日から開催される「東京都指定有形文化財『百段階段』特別企画 パリ展覧会凱旋記念 華道家 假屋崎省吾の世界~華ルネッサンス~」の報道内覧会・レセプションパーティーを行い、今回コラボレートした、ブライダルファッションデザイナー・桂由美氏、漫画『ベルサイユのばら』の作者・池田理代子氏(64)とともに登壇した。
今年で13回を迎えた秋の恒例催事『華道家 假屋崎省吾の世界』を、目黒雅叙園文化財「百段階段」にて開催する。パリ市主催によるヴァンセンヌの森内のパリ花公園で個展を開催し、大成功を収めた假屋崎氏が、凱旋記念として、復興・再生という意味を込めた「華ルネッサンス」をテーマに愛を表現する。
そして、自身の展示会で初となるコラボレーションに挑戦する。かねてから地域活性化支援ボランティア活動の一環として桂由美氏らと精力的に取り組んでいる「恋人の聖地プロジェクト」として、東京都指定有形文化財「百段階段」の「頂上の間」に期間限定で愛のパワースポットが出現。
假屋崎氏が持ったブーケは、ピンクのバラが、13回目。びっくりしちゃいますよね。去年の秋にドイツに品種改良されて、京成バラ園芸が買って、美しいバラらにふさわしい名前として命名した「ショウゴエレガント」。2倍の花びらがあり、2倍香りが、2倍長もちする。そして、白いバラが、「ローズユミ」で桂由美の名前から取られたバラ。2つ合わせることで、假屋崎省吾と桂由美のコラボを象徴したものとなっている。
今年連載40周年を迎え、今も多くのファンに 愛され続けている『ベルサイユのばら』をイメージした「バラのお部屋」が登場。また、昨年、新品種として誕生した假屋崎氏の名がついたバラ「ショウゴエレガン」の部屋も見どころの一つとなっている。
小さい頃から『ベルサイユのばら』が大好きで、オスカル、マリー・アントワネットにあこがれていたという假屋崎。ゲストとして登場した池田氏は、「あなたは天才です。幻惑されるし、どうしてこんなお花の世界が生まれるんだろうと思いました。私も『百段階段』登らせていただきました。假屋崎さんが『大丈夫、100段ないから』といって、真に受けたら99段だった。『ベルサイユのばら』と聞いてああいうイメージになるのかと新たなインスピレーションいただきました」と、絶賛した。
假屋崎氏は、「毎年毎年、こうやって盛大にね。今日はハロウィンもありまして、お祭りみたいな感じで賑わって、花を喜んでいただけることが幸せを感じます。一つ一つのお花を個性豊かに、ひと部屋ごとに雰囲気を変えて、まるで世界旅行したんじゃないかというぐらい見応えあるものにしました。さまざまな秋の絢爛を取り揃えさせていただいて、3日がかりで作りました。みんなの気持ちが結集して18日間になっています」と、力作をアピールした。
レセプションでは、「第2回ミスター花婿コンテスト」の結果発表やブライダルショーにて假屋崎氏デザインの新作着物とブーケを発表した。
同展覧会は、東京都目黒区の「目黒雅叙園」にて、11月1日~11月18日まで、園内の東京都指定有形文化財「百段階段」にて開催される。