
女優・逢沢りな(20)が14日、都内で行われた主演映画『携帯彼女+』(監督:月川翔/製作:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント)リリース記念舞台挨拶に若手俳優集団『D2』の志尊淳(しそんじゅん、17)、女優・荻野可鈴(16)、声優・三上枝織(23)、俳優・白洲迅(19)、月川監督(29)とともに出席した。
ケータイ小説サイト『魔法のiらんど』で250万部以上の読者を獲得し、09年に劇場公開された『携帯彼氏』、11年にDVD映画として製作された『携帯彼女』の続編が、2ヵ月連続リリース決定。今年、シリーズ第3弾として、『携帯彼氏+』、『携帯彼女+』が劇場公開された。
アニメ好きのオタク少年・和也(志尊)は、美少女育成ゲーム・アイドルプラスにハマっていくが、ある日、勝気なクラスメートの杏子(逢沢)から、昔の友達から転送されてきたアイドルプラスのアプリを消去して欲しいと相談される。だが、なぜかアプリは削除されず、そのゲームには、点数が0になるとプレイヤーが死ぬという噂があることがわかり…。
キャストが劇中の衣装で登場すると、逢沢のファンが「りなちゃーん! ルーズソックス似合ってたよ~」と絶叫! これに制服姿の逢沢は、「ありがとうございます」と笑顔で応え、「きょうはチケットが10分で完売したと聞いたので、本当に嬉しく思いました」と、喜びの挨拶。自身が演じた杏子については、「ちょっと強気な女の子の役はいままで演じたことがなくて、凄く困ったのですが、本当に楽しくできたから、よかったかなって思います」と語った。
オタクで頼りないながらも、杏子を一生懸命に守る和也を演じた志尊は、「そうですね~。頼りなかったですよね~」と、あっさり認めつつ、「どうやって作っていこうかある程度は考えて、撮影に入ったんですけど、変わってきて、キャストの皆さんや監督に助けられて作っていった。役だけじゃなくて、(自分も)頼りなかったけど、助けてもらったんでありがとうございました、監督!」と、月川監督に感謝。
デジタルアイドル・アカネ役の荻野が、「私、運動できそうとか言われるけど、凄く運動音痴でして。ダンスを一番力を入れて頑張りました」とコメントすると、隣の三上も「凄くかわいかったですよね~!」と続け、観客が拍手。同じくデジタルアイドル・ミドリ役の三上は、その名の通り緑のド派手な衣装で、「杏子ちゃんの後ろにずっと付きまとっている感じだったので、どういう角度で見たら画面上で怖くなるのかなって試行錯誤な部分もありました」と、杏子の携帯に棲みついた役どころを説明。
さらに「ダンスも可鈴ちゃんと踊って、けっこう難しかったですよね。キャスト陣みんな仲良くて、袖で踊ってくださったり」と、チームワークの良さをアピールすると、なぜか女性陣が志尊に「見たい! 踊って!」とムチャ振り! これに志尊は「こんなムチャ振り初めてだな~」と苦笑いしつつも、女性陣の「♪チャラララランララン~」のアカペラに合わせて、ダンスを披露。万来の拍手に「こんなんでしたよね? あ~ヤバい!」と赤面していた。
白洲は、「最初と最後に出てくるけっこう美味しい役。中村という男はオタクではあるけど、けっこう格好つけな部分もあって、きょうも第1ボタンを外してる。オタクと格好つけのさじ加減が難しかったです」と、笑いも入れつつ挨拶。
月川監督がキャスト一人一人を褒めていく場面もあり、「皆さん本当に素晴らしかったけど、逢沢さんはどのシーンが一番達成感がありました?」と振ると、逢沢が「ラストが好きですね。和也とバスに向かうシーン」と返答。これには、月川監督も「夕陽をバックに歩いていくところなんですけど、急ぎで撮って、アドリブで埋めてもらった。あそこのセリフは、僕じゃ書けなくて、本当に逢沢さんに助けられた」と脱帽したよう。
また、月川監督が「本読みのときにアイドルっぽいかわいいポーズいっぱいとってもらうことになるけど、大丈夫かな?と聞いたら、『いっぱいもってるんで大丈夫です!』って言われました」というエピソードを明かし、実際に荻野にかわいいポーズをとってもらうことに。さっきまで志尊のダンスを楽しんで見ていた荻野だったが、いざ自分へのムチャ振りに対し、かわいいポーズ(※あくまで自分が思う)を3連発決めてみせた。
それぞれ、印象に残っていることについては、逢沢が「とにかく寒かったってことですかね。寒さに耐えながら、集中力を高めて頑張りました」と、極寒だったロケを振り返る。志尊が「夕陽をバックに歩いているところ。陽が落ちたらダメということで、ダッシュで行って、テストしないで本番!ってすぐ回して。アドリブでテキトーにやって!という感じでした」と挙げると、逢沢も隣の志尊をみつめ、「ヤバかったよねー」と同調。だが、志尊いわく「あそこをきっかけに杏子と和也の距離が縮まったかなと思った」とのことで、結果オーライだった模様。
MCが登壇者に「もしみなさんだったらどんなアイドルを作りますか?」と質問したが、志尊がこれを制し、女性陣に「男の子のアイドルを作るとしたら?」と問いかけ。これに観客も「オ~ッ」と声を上げ、女性陣の答えを待つ。
荻野が「従順な男の子のアイドルを作ります。性格が優しいアイドルを。ヤンデレとかじゃなくて…」と応えると、志尊が「ア~ッ、ガチだな…」とこぼし、場内からクスクスと笑い声が。三上が「見た目は月川監督みたいな人がいい。仏というか、マスコットにしたいな~って」と返答すると、月川監督が「ちょっとナメられてますね」と返し、館内が爆笑に包まれた。
登壇者の直筆サイン入り色紙が当たるプレゼント抽選会も行われ、三上が『携帯彼氏+』に出演している声優・津田美波(23)とデュエットで主題歌を担当していることも発表された。











