元『SDN48』の“めーたん”こと大堀恵(28)が7日、東京・ワーナー・マイカル・シネマズ板橋で行われた主演映画『口裂け女 リターンズ』(監督:山本淳一/配給:ジョリー・ロジャー)の初日舞台あいさつに、共演した里久鳴祐果(23)、小澤真利奈(26)、山下まみ(25)らとともに登壇。大堀がしゃべっているとなぜか、突然、スピーカーから、変な声が漏れだし、大堀ら女性出演陣は、「キャー、演出なの?やめてよこういうのぉ~」と、マジで悲鳴を上げるハプニングがあった。
涼しげな浴衣姿で登場した4人。一言ずつ、あいさつが終わり、大堀が、「『SDN48』を卒業してすぐに頂いたお話だったので、嬉しかったです。誰もが存じ上げている都市伝説ですので、夢を壊さないように大切に演じた」と、オファーを受けた時の感想を述べていると、突然、「8月」とか「キャハハ」とか、スピーカーから、別な声が割り込んでくる。
「えっ、何?」と、不安がる女性陣をよそに、舞台あいさつは進行し、決まった時のメンバーの反応は?と問われた大堀は、「報告したら、『ピッタリな役だね!』って言われました。AKB48やSDN48では、妖怪とかババァと言われていたので」と、自虐的に笑いを交えてはなしているときも、突然、大音量で、何事か騒ぐ音が入ったり、ドンドンドンと、床を踏み鳴らす音も…。
これには、大堀をはじめとした女性人が、「キャー」と、ひとつにかたまって、「口裂け女かしら……。んもう、やめてよぉ~こういう演出」と、スタッフに向かって言う。その後も、突然、“別な声”が割り込むハプニングは続き、少し慣れてきたのか、気丈に、「まだわたしが話しているのよ」と、“霊”をなだめるようにいう。
これは、大堀が使っていたワイヤレスマイクと施設入口で行われていた別イベントのマイクの音の周波数が合ってしまい、混線して起きたことのようだが、あまりにもタイミングが良すぎるリアクションのように、突然、混線してくる。
さらに、囲みで、大堀のマイクを外したにもかかわらず、小澤が、「(撮影中に自分の変貌した姿を鏡で見て、)気持ちが落ちているときに、やだなと感じる場所に行ってしまっために、体が揺れて倒れたんです。そこで、男まさりな(大堀)恵さんが、『行くよ、覚悟しなさい』というと、背中をバンバン叩いたんです」と、恐怖体験の話をしていると、またまた、スピーカーから、ドンドンと、タイミングよく叩く音が響き、一同を震え上がらせた。
里久鳴は、「山道を4人で歩いていたら、大堀さんが、『何か聞こえる』と、指刺したんです。そこがお墓があって、みんなでゾォォ~としたんですけど、そこには撮影隊がいて…」と、エピソードを明かす。
山下は、「ホラーが苦手なので。行く前はわっと思った。怖かったのは夜寝る直前だけでした。映画は、怖いだけじゃなく、ホロッとくるシーンもあるので、ホラーのイメージを覆された」と、見どころをアピールした。
また、七夕ということで、恒例となった「彦星様は見つかりましたか」と、大堀に聞くと、「なかなか出会えないですね。AKB48からSDN48と6年間、恋愛はご無沙汰だったので、枯葉状態。そろそろいい人を見つけないと。両親も心配しているし、今年、30(歳)手前なので、勝負なんじゃないかな」と、相当に焦っているよう。
そこへ、元SDN48のメンバーだった“せりんこ”こと芹那(27)が、「最近モテてるみたいですね」と、記者から水を向けられると、「何で芹那だけなんですかねぇ~。芹那がダメって言った芸人さん、私の方に来ていだければ、お相手しますよ」と、プライドもかなぐり捨てて、なりふり構わず。
最後には、「8月25日(の誕生日)までに発表できるように、頑張ります。その時は報告しますので、みなさん来てくださいね」と、とんでもない宣言まで飛び出したが、終了後には、「短い時間で…」と、不安げだった。
同映画は、都市伝説の定番中の定番である『口裂け女』。これまで幾度となく映像化されてきたが、「口裂け女」は魔物ではなく、生き神として祀っている村があった…そうとは知らず、その村に、専攻している民族学の研究の一環として訪れてしまった大学院生・愛理(大堀恵)ら友人3人。彼女らを生き神の生贄とするために襲ってくる村人たち。次々に拉致されていく友人。一人、危機一髪で逃げ出した愛理は、友人たちを救うべく、“口裂けハンター”となって戦う。
同映画は、全国順次公開。