女優・高島礼子(47)が2日、東京・明治座で主演する舞台『女たちの忠臣蔵』(演出・石井ふく子)の初日を迎え、共演者の俳優・西郷輝彦(64)、女優・高橋惠子(56)、女優・一路真輝(46)とともに会見に出席した。
『女たちの忠臣蔵』は、明治座創業140周年の幕開けを記念して公演され、テレビドラマ『女たちの忠臣蔵?いのち燃えゆる時?』(TBS系)を舞台化したもの。2006年以来の5年ぶりの公演で、新たなキャスティングは着物が似合う女性で、来場者からの声も多かったことから主演に抜てきされたのが高島。高島は、赤穂浪士の大石内蔵助の妻・りく役を演じている。
「稽古中から一人で泣いていました」と、いう高島。第1回目の公演を終えた感想については、「ドキドキではないのですが、舞台経験が少ないためお客様を肌で感じるとはこのことだなと実感しました。本当に緊張しました」と、大きなため息。本人自身、舞台が苦手とのことだが、「今年は苦手なことに挑戦すること」と、苦笑いで今年の抱負を語った。
公開稽古から2日あけての公演となった今作品だが、共演者の高橋からは「高島さんの座長ぶりは堂々としていましたよ」と、手放しで褒めると、瀬左衛門の姉・つね役を演じた一路も、手を握り合うシーンに「ギュッとしたら、ギュッと仕返してくれたので、なんとか持ち直して最後まで演技をすることができました」と、座長として、主役として、申し分ない活躍をみせているようだった。
また、報道陣が共演者らにも、今年の抱負を尋ねると、多い日だとお湯割りを十杯も呑むという西郷は、「酒を控えようと思います。その時間を有効に使おうと思います」と、コメント。高橋も、「西郷さんの影響なんですけど、パソコンをやろうかなと…ビデオでインタビューをしたり」と、新たな挑戦をしていくようだ。
結婚30周年ということもあり「夫と旅行にも行きたいんです」と、話す高橋に夫婦円満の秘訣を伺うと、「気にしないことですね。距離を置いて、でも気遣いながら」と、“三歩下がる”という日本の女性特有の秘訣が。大きくうなずく高島の横で、昨年8月に俳優・内野聖陽(43)と、離婚した一路は「もう少し早く高橋さんにお会いして、話を聞きたかったです」と、ボソリ。さらに、「今年は、心新たにやっていきたいなと思っています」と、強い女の表情で続けた。
最後に、高島から、「お時間があれば足をお運びくださいませ。切ないですが、きっと楽しんでいただける作品です」と、PRした。
本作品は2?28日まで公開!