8月1日~8月4日まで、川崎市川崎区の稲毛神社の「川崎山王祭」が開催された。3日は、氏子町会の神輿19基が練り歩く町内みこし連合渡御(とぎょ)が。4日には、「孔雀」「玉」と呼ばれる2基の神社みこしが一日かけて氏子町会を巡る神幸祭(神社大みこし渡御)が行われた。
(取材・撮影:伊藤直樹©ニュースラウンジ)
今年は、市制100周年を記念して、御神輿の四方に「市制100周年」と記した短冊を吊るした19基の御神輿が市役所本庁舎に集合して式典が行われ、藤倉茂起副市長は、「19基の御輿は本当に壮大です。今回このお御輿には皆様のご好意で100周年の短冊を掛けていただきまして、本当にありがとうございます」と、感謝の言葉を述べた。
4日には、一日かけて氏子町会を巡った「孔雀」「玉」と呼ばれる2基の神社みこしが、川崎山王祭の期間中ブランドメッセージ色にライトアップされた川崎市役所本庁舎に渡御。映えスポットとして、多くの人がカメラやスマホに収めていた。
また、神幸祭(神社大みこし渡御)の途中4ヶ所で、宮神輿の下を子供や子供も抱いた親がくぐり、健やかな成長を祈願する「神輿くぐり」が行われた。
※稲毛神社なのに「川崎山王祭」
平安時代の末期、河崎冠者基家(かわさきのかじゃもといえ)がこの地を治めるようになって「河崎山王社」と改称され、さらに慶応四年、武蔵国橘樹郡稲毛庄の大社であるところから「稲毛神社」となって今に至っています。 そこで稲毛神社のお祭りは今も「川崎山王祭」と呼ばれています。(稲毛神社HP内「川崎山王祭のいわれ」より)
※神幸祭(神社大みこし渡御)
「孔雀」「玉」と呼ばれる2基の神社みこしが氏子23町会を巡幸する祭典。孔雀みこしには男神、玉みこしには女神が納められていて、その大みこしの巡幸は「男女神の結婚」「御子神の誕生」の物語が隠されているといわれている。(稲毛神社HP内「令和6年の例祭期間 各日程」より)