英語学習のモチベーション減退を解明―神奈川大学・菊地恵太教授に聞く

ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所(IBS)では、グローバル化社会における英語教育の有効性について、菊地恵太教授(神奈川大学)の研究を通じて、学習意欲の減退に焦点を当てた最新の情報を提供しています。

概要

対象: 英語学習者、教育者内容: 学習意欲の減退に関する菊地恵太教授の研究成果記事URL: 前編:https://bilingualscience.com/english/2024020501/     後編:https://bilingualscience.com/english/2024020701/

モチベーションが下がる原因

菊地恵太教授によると、英語学習のモチベーションが下がる原因は多岐にわたります。外的要因としては、教師の関わり方、授業の内容や特質、授業環境や教材が挙げられます。一方、内的要因としては、学習者自身の失敗経験や英語に対する興味の欠如などが関係しています。これらの要因が複雑に絡み合い、学習意欲の減退を引き起こすと教授は指摘しています。

モチベーションを保つ方法

教師は、生徒の「自律性」「有能感」「関係性」という三つの基本的な欲求を満たすことによって、モチベーションの低下を防ぐことが可能です。カリキュラムの構築や授業の実践において、これらの欲求に応える方法を模索することが重要となります。さらに、ポジティブな感情を育むことが、学習者の幸福感と直結し、結果として学習意欲の向上につながると菊地教授は述べています。

菊地恵太教授の研究は、英語学習のモチベーション維持において、外的要因だけでなく学習者自身の内面にも目を向けるべきであることを示唆しています。また、教師が生徒の基本的な欲求を満たすことの重要性を強調し、ポジティブ心理学の観点からのアプローチの有効性を提唱しています。これらの知見は、英語教育を取り巻くすべての人々にとって、有益な示唆を与えるものです。

関連リンクワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所(IBS)ホームページhttps://bilingualscience.com/公式X(旧Twitter)https://twitter.com/WF_IBS

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