STUDIO4℃が手塚治虫の伝説的な原作『火の鳥』望郷編を映像化した新作アニメ映画『火の鳥 エデンの花』の音声ガイド上映が決定。その声を声優・花江夏樹が担当する。詳細な上映スケジュールについては、劇場及び映画公式サイト等で順次案内、更新される予定。
本作は、バリアフリー音声ガイドとバリアフリー日本語字幕に対応した「HELLO! MOVIE(ハロームービー)」方式(※)を採用。その音声ガイドの声を、『鬼滅の刃』(竈門炭治郎役)や『オッドタクシー』(小戸川役)などの主演キャラクターを演じる人気声優・花江夏樹が担当する。
バリアフリー音声ガイドの制作を担当した和田浩章は、「優しさと穏やかさの中で、芯のある力強さも兼ね備えた花江さんの声と表現は『火の鳥』という作品の音声ガイドを完成させる上で、私が思い描く最大級の理想形でした」と抜擢した背景を語った。さらに、本作の音声ガイド制作に関して和田は、「手塚先生の中で生み出された独自の世界観を、STUDIO4℃さんのこだわり抜かれた緻密な絵で表現された映像はどこをとっても素晴らしく、どの部分をガイドとして言葉で切り取るのか、まさにガイド制作者泣かせの作品でした」と振り返った。
そもそもバリアフリー音声ガイドとは、セリフや音楽の間に画面情報を音声として付けることで、視覚障がいの方も映画を楽しめるサービス。また、一般客も新たな映画体験として楽しむ方がとても増えてきてる。本作の音声ガイドでは、宇宙の大冒険に出る主人公たちの姿に、花江の優しく温かい声が見事にマッチしており、エンディング曲「永遠の絆」の歌詞の翻訳版を花江が朗読している点にも注目いただきたい。今回、音声ガイド初挑戦だった花江だが、今回の取り組みについて、「アフレコともナレーションともまた違った距離感で、とても楽しい経験でした。」と想いを語った。
<花江夏樹 コメント全文>
『火の鳥 エデンの花』で初めてバリアフリー版の「音声ガイド」の収録をしました。 アフレコともナレーションともまた違った距離感で、とても楽しい経験でした。 とくにコムのキャラクターが愛おしく、一番感情移入してしまいました。 エンディング曲では歌詞の翻訳版を朗読をしていますので、ぜひ最後まで楽しんでいただきたいです。
(※)「HELLO! MOVIE(ハロームービー)」は、視聴覚障がいのある方が映画館にスマホやスマートグラスを持ち込み、専用アプリを起動することで、対応している映画の字幕と音声ガイドを楽しめる無料アプリ。一部の映画館ではスマートグラスの貸出サービス「字幕メガネ」を実施している。
【CREDIT 】
宮沢りえ
窪塚洋介 イッセー尾形
吉田帆乃華 浅沼晋太郎 木村良平
監督/西見祥示郎 音楽/村松崇継 原作/手塚治虫「火の鳥」(望郷編) キャラクターデザイン・総作画監督/西田達三
脚本/真野勝成・木ノ花咲 美術監督/木村真二 演出・CGI 監督/斉藤亜規子 色彩設計/江上柚布子
編集/重村建吾 音響監督/笠松広司 プロデューサー/田中栄子
アニメーション制作/STUDIO4℃
製作/「火の鳥 エデンの花」製作委員会
配給/ハピネットファントム・スタジオ
『火の鳥 エデンの花』 11月3日(祝・金)新宿バルト9他全国ロードショー
©Beyond C.
公式サイト:https://happinet phantom.com/hinotori eden/
Twitter:@hinotori_eden