アイドルグループ「SKE48」メンバーの古畑奈和(25)が21日、名古屋ダイアモンドホールで古畑奈和ソロライブ「Color days ~空白~」を開催。
今回のソロライブ決定が10月5日にSKE48劇場で発表された時は、「2年間ずっと何もできない苦しい状況が続いたけど、ようやくライブができるということですごく嬉しいです」と嬉し涙を流していた。
ステージ上の古畑に一筋の光が差し、力強く美しい歌声から始まった1曲目は『MESSIA』。この曲は古畑のソロアルバム『Dear君とボク。』に収録されている楽曲で、ファンの前で初めての披露となった。続いて『オネストマン』、『凍える前に』、『ただいま恋愛中』とアイドルらしい楽曲をお姫様のような新衣装で披露。
MCでは「みんな楽しみに今日来ました~?私も2年5カ月ぶりのソロ楽しみにしていました」と話し、コールアンドレスポンスでは声が出せない分、拍手で盛り上がった。続く『人生の無駄遣い』『愛しきナターシャ』では古畑らしい感情のこもったパフォーマンスで魅了し、『私の好きな冬の曲です』と『細雪リグレット』を披露。
歌い終えるとステージが暗くなり、ザワザワとしたSEが流れる。救急車のサイレンが鳴りステージが明るくなると、ナース服に着替えた古畑がスタンドマイクを持って登場。AKB48のカップリング曲で古畑もメンバーに選ばれた『Ambulance』を妖艶な雰囲気でパフォーマンス。吐息交じりの声で歌う『シャワーの後だから』曲中でナース服を脱ぎ、露出の高い衣装でお立ち台に座るなど、ファンの視線をくぎ付けに。その後、「みんな生きてる?自分がこんな格好をするとは思わなかった!」と笑顔を見せた。
続いて「ゲームをしようと思います」とファンを“かわいいチーム”と“綺麗チーム”に分け、盛り上がったところで『ほっぺ、ツネル』を披露。チームに分かれたファンが歌詞に合わせてサイリウムを振り、会場に一体感が生まれた。披露後、ステージ明かりが消えるとラジオが流れる。ファンをいじったり、メッセージや質問に答えたりとステージにいなくとも会場を盛り上げた。
ラジオ終わりは白いパンツスタイルの古畑と二人のダンサーが登場し『Darkness』、『10クローネとパン』、『いきなりパンチライン』と3曲連続披露。三人の息の合ったパフォーマンスに圧倒されたダンスブロックとなった。次の曲は一人でNGT48の『空き缶パンク』を、その後は自身のシングル初センター曲『FRUSTRATION』を再びダンサー二人と共に披露し、自身で考えたセットリストでくたくたになった古畑が、「このセットリスト考えたの誰~?私なんだけどね!」とお茶目に話した。本編最後の曲は『ラムネの飲み方』。「今日はありがとうございました。皆さんと素敵な時間を過ごせて幸せでした」と感謝の気持ちを伝え、しっとりと締めくくった。
アンコールではグッズのロングTシャツを着た古畑が登場し、『シャムネコ』を披露。MCでは、「自分の顔の入ったグッズを作るのは初めて。TPOを考えてこれからも使ってほしい」と呼びかけた。最後の曲に古畑が選んだ曲は『白いシャツ』。「ここにいるみんなが私のファンでよかった!いつもありがとう!!」と満面の笑みでライブの幕を閉じた。
【古畑奈和コメント】
約2年5ヶ月振りのソロライブということで、すごく楽しみにしていました。今回はアイドルと表現と歌を融合させて、声が出せない分、目と耳で楽しめるライブというものを意識しました。今日ライブを開催して、改めてファンのみんなが素敵なアイドルがたくさんいる中で、たった1人、古畑奈和という存在を見つけてくれて、応援してくれていることに感謝の気持ちでいっぱいです。とっても幸せな時間でした!11年目になりますが、まだまだ色んな私を見つけて、楽しんでいただけるように頑張ります!本当にありがとうございました。
■古畑奈和ソロライブ「Color days~空白~」
2021年12月21日(火) 会場: ダイアモンドホール
開場 17:30/開演 18:30
出演:古畑奈和
[ Set List ]
-overture‐
1、MESSIA
2、オネストマン
3、凍える前に
4、ただいま恋愛中
5、人生の無駄遣い
6、愛しきナターシャ
7、細雪リグレット
8、Ambulance
9、シャワーの後だから
10、ほっぺ、ツネル
11、Darkness
12、10クローネとパン
13、いきなりパンチライン
14、空き缶パンク
15、FRUSTRATION
16、ラムネの飲み方
EN1、シャムネコ
EN2、白いシャツ
■古畑奈和 プロフィール
1996年9月15日生まれ(25歳)愛知県出身
趣味:一人飲み 特技:サックスを吹くこと
2011年、SKE48の5期生オーディションに合格し、翌年正規メンバーに昇格し、チームEに所属。
SKE48 12枚目のシングル「美しい稲妻」で初めて選抜メンバーとなり、以降16作連続で選抜メンバーとして活動。
2013年にはAKB48 チームKとの兼任が発表され、「AKB48 34thシングル選抜じゃんけん大会」では15位で、初めてAKB48の表題曲の選抜メンバーに選ばれる。
2017年に実施された「AKB48 49thシングル 選抜総選挙」では自身最高順位となる14位にランクインし、AKB48選抜総選挙において初の選抜入りを果たした。(2014年:55位、2015年:24位、2016年:29位、2018年:15位)
同年、ソロシングル「オルフェス」を発売し、翌年には売上1万枚達成を受け、ミニアルバム「Dear 君とボク。」をリリース。
2019年発売のSKE48 25thシングル「FRUSTRATION」でSKE48表題曲初の単独センターを務めた。
現在は舞台「ナナシ2021」にも出演しており、アイドルだけでなく女優としても活動を続けている。
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