/堤真一&松雪泰子“禁断の恋”人情、愛憎に揺れる

堤真一&松雪泰子“禁断の恋”人情、愛憎に揺れる

堤真一&松雪泰子“禁断の恋”人情、愛憎に揺れる
堤真一&松雪泰子渦巻く愛と憎しみを熱演

 俳優・堤真一(47)、女優・松雪泰子(39)が3日、渋谷・Bunkamuraシアターコクーンにて、舞台『シダの群れ 純情巡礼編』(作・演出:岩松了)ゲネプロを、共演の風間杜夫(63)、小池徹平(26)らとともに行い、報道陣に公開した。

 2009年9月初演された岩松初の任侠劇『シダの群れ』の続編にあたる本作は、銃撃戦も交えたエンターテインメント性と繊細な心理描写を両立させ連日立ち見が出るほどの大きな反響を呼んだ前作から引き続き、命のやり取りもいとわぬヤクザ渡世を懸命に生きる男たち、そして彼らに翻弄される女たちを描く舞台となっている。『純情巡礼編』と名付けられた本作には堤、松雪、風間、小池の他に、荒川良々(38)、倉科カナ(24)、市川実和子(36)ら個性的な演技陣が脇を固め、ヤクザの筋と世間の常識、人情、愛憎に揺れる男女の心模様を鮮やかかつ繊細に紡ぎ出していく。

 前作の舞台、志波崎組は跡目争いに端を発し、敵対する増陸組との間で抗争が勃発し組は壊滅状態に。それから2年、増陸組の構成員が矢縞組の組員を殺したことで組同士が対立。矢縞組若頭・坂本(堤)は、報復のために増陸組組長の命を狙った舎弟・泊(小池)を守るため、父と慕う志波崎組・水野(風間)に助けを求め、組に対して秘密を作ってしまう。3つの組が複雑に絡み合うなか、増陸組組長の女・ヤスコ(松雪)が、矢縞、増陸の両組に顔が利く片目忍(荒川)を操り、さらに男たちを翻弄していく。志波崎組幹部の水野が跡目争いを収めるために恋人・タカヒロを殺害したことを恨んでいたヤスコ、そして彼女の魅力に抗えない矢縞組・坂本は組に背きやがては水野とも対決することとなる。

堤真一&松雪泰子“禁断の恋”人情、愛憎に揺れる

 主役の堤、松雪という実力派演技陣が見せる“禁断の恋”の展開は、時に激情的な場面も見せ、男女の駆け引きを丁寧に描く。ヤスコの幻惑に対して必死に自分を保持しようと抗う坂本と、坂本の野心を操り、水野の引退志向を愚弄することでついには2人を対立へと導くヤスコ。前作から引き続き出演となった風間が、脇役として時にコミカルに、そして、渡世を生き抜いてきたヤクザ世界の重鎮としてドスのきいた存在感を見せる。本作が初舞台となる小池は「緊張、プレッシャーもいろいろあるが楽しんでやりたい。幕が開いたら最初から最後まで、ずっと気持ちを途切れさせないようにするのが大変。とにかく集中力を持続することが必要」と、コメントを発表。役作りの苦労や、映像と舞台での違いに戸惑いながらも、集中力みなぎる演技で若きヒットマンを好演している。

 また、舞台転換や公演中のBGMとして世界的に著名なギタリスト・村治佳織(34)が舞台上で生演奏。舞台上で奏でられる哀愁漂うクラシックギターの音色が、物語の情景描写や男女の愛憎劇に、より一層の奥行きを与えているのも見逃せない。

 舞台『シダの群れ 純情巡礼編』は同所にて5月4日(金・祝)から27日(日)まで上演。
 問い合わせはBunkamura03-3477-3244(10:00?19:00) www.bunkamura.co.jp まで

堤真一&松雪泰子“禁断の恋”人情、愛憎に揺れる
堤真一
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松雪泰子
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風間杜夫と倉科カナ
堤真一&松雪泰子“禁断の恋”人情、愛憎に揺れる
渋谷・Bunkamura「シアターコクーン」にて