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花澤香菜「ゼーガペイン」は「その後の私の人生を変えてくださった」!浅沼晋太郎、川澄綾子らとトーク

花澤香菜「ゼーガペイン」は「その後の私の人生を変えてくださった」!浅沼晋太郎、川澄綾子らとトーク
「ゼーガペイン」「ゼーガペイン」“SBG”イベントが開催!(写真左から保刈 久明 、taro、noe(ここまで3名はROCKY CHACK)、浅沼晋太郎、花澤香菜、新居昭乃、川澄綾子、大塚彩子、下田正美監督)

 『10th Anniversary ゼーガペイン SBG 夏の始まり@舞浜サーバー』昼の部が16日、千葉・舞浜アンフィシアターで開かれソゴル・キョウ役の浅沼晋太郎、カミナギ・リョーコ役の花澤香菜、ミサキ・シズノ役の川澄綾子、TVアニメ放送当時EDを歌ったアーティスト『ROCKY CHACK』が登場し、10周年のお祝いでトークや朗読劇、ライブなどで盛り上がった。

 アニメ『ゼーガペイン』とは2006年4月から9月まで2クールで放送されたSFロボットアクション。ち密な世界観に基づいたストーリーや複雑に絡んだ人間関係、深みのあるセリフ、華麗なバトルアクションなどでファンの心を掴み、10年経ったいまなお、色あせない人気を博している作品だ。

 夏らしい涼しげな音楽に合わせてキャストらが登壇。場内には放送当時、小学生や中学生だったという観客も多く参加しており、歴史を感じさせるファンも多い中でのものに。

花澤香菜「ゼーガペイン」は「その後の私の人生を変えてくださった」!浅沼晋太郎、川澄綾子らとトーク
イベントキービジュアル

 ゼーガペインが10周年を迎えた感想について、花澤は「あれから10年経って、こうやってここにいるのが本当に奇跡のようだし、とっても、とっても嬉しいです!!ここにいる人みんなが、ゼーガペイン大好きなんでしょ?」と、喜びのあまりステージをぐるっと1周して観客に手を振る様子も。

 すると浅沼は、10年前当時の花澤のことを思い出したのか、「10年前じゃこんなにステージを広く使えなかったもんね」と、そのトークの成長ぶりに目を細める。

 一方、これがゼーガペインのイベント初出演となるという川澄は、「こんなに長く愛されていて、ゼーガというのが『これだけ時間がたっても人気なんだよ!』と、(浅沼と花澤の)お2人から聞いてましたけど、会場に来て、同じ10年を共有した人がたくさんいるんだなって思って」と、感慨深げ。

 『ゼーガペイン』は花澤はアニメの出演2作目と、フレッシュな当時のものだったそうで、川澄は「お芝居の面でも思春期の悩みも出ていました。みずみずしかったですよね」と、振り返り、花澤は「その当時、私、ただの女子高生だったんです。それを思い切って使おうと思ってくれたのが、その後の私の人生を変えてくださった」と、起用してくれたスタッフへ感謝の気持ちを伝える。

 浅沼にとっては声優としてのデビュー作だったそうだが、川澄が、「キョウにかける気持ちの強さがシンクロしていて、一生懸命やって、声が裏返っちゃったとかも、キョウっぽいなと思ってました」と証言し、下田監督も「初めてのアフレコなのかと思うくらい達者な方でした。脚本も演出もされていた方ですし、天は二物を与えるというのは本当ですよ」と、感想を。すると浅沼は、「あのときは本当に必死でした。僕が近づいたというよりキョウに引っ張られた感じです。キョウのセリフは前向きなものが多くて、すごく引っ張られた感じです」と、当時のキョウへの思いを語っていた。

花澤香菜「ゼーガペイン」は「その後の私の人生を変えてくださった」!浅沼晋太郎、川澄綾子らとトーク
 

 さらに、下田監督からゼーガペインの時代設定が2022年ではなく2048年という案もあったという裏話や、10月15日公開予定の劇場版『ゼーガペイン ADP』に登場する新キャラクターのキャストも公開。同作について、下田監督は、「アニメーションの劇場版というと、全体を2時間に圧縮した総集編と完全新作があると思うんです。『ADP』はそのどちらにも属さない映画だと思います。テレビシリーズは8000カットあるんですけど、それをパズルのようにバラして、再構築して1本の映画にしています。新規解釈の総集編になってますよ」と、全容を明かすこともあった。

 ちなみに、7月16日はキョウの誕生日だそうで、浅沼が「もしよろしければみなさんお祝いしてもらえませんか?」と、呼びかけると、花澤が音頭を取り「キョウちゃんおめでとう!」と、場内一体となって声を張って誕生日をお祝いする一幕も。

 イベント中盤には朗読コーナーが展開。こちらは『ゼーガペイン ADP』で劇伴を務めることになったピアニスト・大塚彩子氏の華麗なゼーガペインのメドレーのピアノ演奏からスタート。朗読劇は『ゼーガペイン』シリーズ構成を務めた脚本家・関島眞頼氏の書き下ろし作となり、同日登壇の3人以外の声が新録されていたり、久々にキョウの「ありえねぇ!」というセリフが聴けたりするというプレミアムなもの。しかも、朗読のラストシーンには『ROCKY CHACK』が『ラストブルー』の歌唱をシンクロさせるという、TVアニメ放送当時を彷彿とさせるような演出で、観客の感動を誘う。

 朗読劇を終え、浅沼は、「キョウとカミナギでしたでしょうか?」と恐る恐る観客に尋ねると、万雷の拍手が返り、花澤は「ADPを録る前に掛け合いができて本当に良かった」と胸をなでおろしつつ、「この切なさがゼーガペインだなと思いました」と、朗読への感想も語っていた。

 後半はライブコーナーとなり、『ROCKY CHACK』のほか花澤による、ADPイメージソング『Silent Snow』の歌唱が映像と合わせてあった後、『ゼーガペイン ADP』の主題歌アーティストが新居昭乃に決定したことが発表。その主題歌『羽よ背中に』もその場で初披露され盛り上がることとなった。

 最後に花澤から、「この日を楽しみにしすぎていて、始まった時点で寂しかったんですが、今後も『ゼーガペイン ADP』が続くので、みなさんと『また会おうね』と言えるの嬉しいです!」と、次につながるコメントを笑顔で寄せ、浅沼も、「温かい目で応援して頂ければ嬉しいです」と続け、『ゼーガペイン』イベントではおなじみの、「エンタングル!」を場内一体となって叫んで終演を迎えていた。

 劇場作『ゼーガペイン ADP』は10月15日から10月28日の2週間限定上映で、東京・新宿ピカデリー、千葉・シネマイクスピアリ、神奈川・横浜ブルク13、埼玉・MOVIX さいたま、愛知・ミッドランドスクエアシネマ、大阪・なんばパークスシネマ、北海道・札幌シネマフロンティア、福岡・福岡中洲大洋の8館で公開。なお、10月15日の初日には新宿ピカデリーと舞浜シネマイクスピアリにて舞台あいさつが開催されるといい、こちらには浅沼、花澤、川澄、下田監督が登壇するとアナウンスもあった。

 ■昼の部セットリスト
 M1:ラストブルー(TV『ゼーガペイン』ED)
 M2:and you(TV『ゼーガペイン』ED)
 M3:リトルグッバイ(TV『ゼーガペイン』ED)
 M4:Silent Snow(『ゼーガペイン ADP』イメージソング)
 M5:羽よ背中に(『ゼーガペイン ADP』主題歌)
 M6:キミヘ ムカウ ヒカリ(TV『ゼーガペイン』OP)

 ■スタッフ
 原作:矢立 肇 伊東 岳彦
 監督:下田 正美
 ダイアローグ監修:関島 眞頼
 キャラクターデザイン:山下 明彦 田頭 真理恵
 デザインディレクター:ハタイケ ヒロユキ
 メカニックデザイン:中原 れい 神宮寺 訓之 やまだ たかひろ 福島 秀機
 色彩設計:柴田 亜紀子
 音響監督:明田川 仁 濱野 高年
 音楽:大塚 彩子
 アニメーション制作:サンライズ
 配給:松竹メディア事業部

 ■キャスト
 ソゴル・キョウ:浅沼 晋太郎
 カミナギ・リョーコ:花澤 香菜
 ミサキ・シズノ:川澄 綾子
 ルーシェン:朴 ろ美
 メイウー:牧野 由依
 メイイェン:渡辺 明乃
 シマ:坪井 智浩
 カノウ・トオル:柿原 徹也
 コハクラ・ナツミ:戸松 遥
 フナベリ:甲斐田 裕子
 ルーパ:久野 美咲

 ■主題歌情報
 「羽よ背中に」/新居昭乃

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