【前編（杉田智和「翻訳家はキレているんじゃないかな」と言いつつも“悔い改めず”）から】
シーズン2の見どころで、チーム内の人間関係が少しずつ変わっていき、それぞれの恋模様が描かれることもあり、原田は「シルヴェスターはウォルターの姉のメイガンと恋仲になるんですけど、メイガンは病気持ちで、驚きの展開もありますよ」と、意味深発言が飛び出す。
すると、杉田も「『スコーピオン』を観ている人はどのへんが好きなのか聞いたことがないので分からないんですが、個人的には大真面目に頭を使っているように見えて、最後は“脳筋”で締めるところですね。基本力押しでなんとかする。それが何周か回っておかしくなるかなと思っています。登場人物みんな体を張れないのに一生懸命走ってて、もっと考えればいいのにというところで、“ああっ、面倒クセェ！あとは爆発すりゃいい！”っていうのをうまく成立するうまさがあるんじゃないかなって。シーズン2でパワーダウンするどころかパワーアップしているので、そういうところが好きな方は楽しみにしていてほしいかな」と、自身の感じる見どころもアピールしていた。
ちなみに、シーズン1から2に移って、それぞれの劇中の人間関係もまとまっていく感じだが、キャスト個人同士のつながりも深くなっているようで、杉田は「収録は物量がまず多いので、基本過酷な現場になるんです。だからこそ、それを乗り越えたというところで、妙な安心感や連帯感が生まれていて。よその現場で『スコーピオン』で共演した役者さんと一緒になると妙に信頼している自分がいます。『スコーピオン』の収録をした次の日に、美少女の胸を揉んで強くなるアニメに出演したんですけど、そこのゲストに谷さんがいらしてて、すごくアグレッシブな声を出していたんです。谷さんに話しかけたら『僕はこのアニメ分かりませんが声を張ってみますね』みたいな感じでおっしゃったんですけど、『大丈夫です！大丈夫です！きっとできます！！』という妙な安心感。それと『やった！このアニメに谷さんが来てくれた！』というので個人的にすごく楽しかったです。ですので、すごく信頼しています。自分の初レギュラーをいい意味で支えてくださってると、僕はそう思っています」と、コメントし、報道陣もキャストも爆笑させたが、恥ずかしかったのか「でも、みんなのことは分かりません」と、オチをつけることも。
そんな谷と杉田の関係性は、谷が「ガロを演じているロバートさんが動きがスピーディーで、自分もシャープさをと思っているんです」と、コメントした際に、杉田が「シーズン2の収録が終わる頃には谷さんが、液体になってドアを開けて入って来るぐらい進化しているんじゃ」と、冗談を飛ばし、それに谷も「そうありたいです（笑）」と、乗っかるという雰囲気のいいやりとりが見られ、信頼している姿を見せる。
小林もそんなやりとりを眺めながら、「1シーズンのときは劇中でチームはバラバラだったんですけど、話が進むに連れて共演者同士も仲良くなっています。杉田さんは『支えてくださって』とおっしゃってるんですけど、全然そんなことなくて、杉田さんはすごくセリフ量が多くて、引っ張っていってもらっているといか、その勢いというのを一緒にみんなで乗っかっていってという感じです。それがうまくまとまってきたなという感じがしていますね」と、日本版チーム『スコーピオン』の結束を語っていた。
ほかにも、役とキャスト自身が似ているところがないかという質問が飛ぶことも。「シルヴェスターと似ているところは体格です（笑）。天才なところは似てないですけどチキンなところは似てます（苦笑）」（原田）、「私はスタジオ内でハッピーみたいに茶々入れています」（田村）、「みなさんが大変なセリフを言っている間で、ちょこちょこと私もチームよということを言っているのが似ているかも」（小林）、「似ていたら社会に適応できないと思うんです。ですので、こういうやつ実際にいたら嫌だろうなという気持ちでしゃべっています」（杉田）、「その役者さんが日本語で芝居をしているように聞こえたらいいなと目標にして芝居をしていますので、極力立ち居振る舞いとかも同じような方向性で行ければ」（谷）、「適当なところが似てるなって」（福田）と、それぞれコメントを寄せていた。
『SCORPION／スコーピオン シーズン2』は海外ドラマ専門チャンネル スーパー！ドラマTVにて26日午後10時より独占日本初放送！
（C）2016 CBS Broadcasting,Inc.All Rights Reserved.
