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吉沢悠 ペ・スピンとの“裸の付き合い”で親友に「一緒にサウナへ」

ガッチリ握手

 俳優の吉沢悠(33)とペ・スビン(35)が23日、東京・四谷の駐日韓国大使館 韓国文化院で日韓合作映画『道〜白磁の人〜』(監督:高橋伴明/配給:ティ・ジョイ)のプレミア試写会を高橋監督と行った。

 吉沢演じる浅川巧とスピン演じるイ・チョンリムの民族を超えた友情を描いた同作。舞台は日本による朝鮮併合から4年後の朝鮮半島。林業技士として朝鮮半島の山々に緑を戻す使命を抱いた浅川は、日本人が朝鮮人を蔑視し日本の価値基準を押し付ける中、職場の同僚イ・チョンリムから朝鮮語を学び白磁に代表される朝鮮の文化や工芸品の素晴らしさに気づく。チョンリムと共に山を歩き民族を超えた友情を育む浅川だったが、時代がふたりの友情を引き裂く…というストーリー。

映画『道〜白磁の人〜』プレミア試写会

 吉沢は「この映画は日本人と韓国人の友情を描いた温かい作品」と紹介。作品を通じて知り合い、すっかり仲良くなったというこのふたり。スピンは「監督から『深い友情を描いている作品だから、映画の上だけではなく、現実の世界でも実現して欲しい』と言われました」と友情の始まりを語り「吉沢さんとはふたりでよく釣りに行ったりして語り合い、俳優としての悩みを分かち合い本当に親しい友人になりました」と笑顔で語った。

 お互いに英語でコミュニケーションを取ったという吉沢は第一印象について「とてもオープンマインドな方。すごく人間的に素晴らしい」と絶賛。「日本人とか、韓国人とかではなくお互いに心を開いて語り、彼とも親友になりました。一緒に釣りに行ったりサウナに行ったり。韓国では一緒にサウナに行けたら親友だというらしいんです」と“裸の付き合い”をしみじみ振り返った。

 一方、吉沢の舞台を観るために日本に足を運んだというスピンは「魚は僕の方が沢山釣りました」と笑いながら「僕ひとりが心を開いていたわけではなく、お互いに心を開いて分かち合いたいという気持ちがあったんです。(韓国では)本当に親しい友人同士とサウナに入るのは、心の底から率直な話をすることができるのからです。今後もそういう関係を続けていきたい」とにこやかに語った。

 また、お互いをどう呼び合っているかという質問には「僕はスピンさんとか。一度『ヒョン(兄貴)』と呼ぼうとしたら『ヒョンじゃない』と言われました」と吉沢。スピンは「親しい友人にはヒサと呼ばれているということだったので、僕はヒサと呼んでました」と語り爽やかな笑顔を見せていた。

 6月9日(土)新宿バルト9、有楽町スバル座ほか全国ロードショー。

吉沢悠
ペ・スピン
高橋伴明監督
映画『道〜白磁の人〜』プレミア試写会
映画『道〜白磁の人〜』プレミア試写会
映画『道〜白磁の人〜』プレミア試写会
映画『道〜白磁の人〜』プレミア試写会
映画『道〜白磁の人〜』プレミア試写会
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