ラグビー日本代表の山田章仁選手（30=パナソニック）、女子レスリングの伊調馨選手（31＝ALSOK）が14日と15日の2日間にわたって東京・江東区、中央区の湾岸エリアに点在する会場（ゴルフは千葉県）で行われた「ザ・コーポレートゲームズ 東京 2015 アジア パシフィック」の参加者が交流を深める「ゲームズセレブレーションパーティー」にスペシャルゲストとして登場した。
昨年、日本で第一回となる「コーポレートゲームズ 東京」が行われた。「Tシャツなどの同じユニフォームを着る」というレギュレーションを守れば、プロアマ問わず、参加費を払えば誰でも自由に参加できる市民参加型のスポーツイベント。
今年の大会は、アジア・パシフィックエリアで開催される唯一の大会として、「ザ・コーポレートゲームズ 東京 2015 アジア パシフィック」と、規模も拡大。13の国と地域、213の企業・団体から延べ1万人、約750チームが参加するなど、昨年を大きく上回る数字となった。2日間にわたり、江東区の夢の島競技場を中心とした18会場で全13種目の競技が開催され、熱戦が繰り広げられた。
この大会は、芸能人や有名人、アスリート（競技者でないスポーツ。例えばテニスプレイヤーならテニス以外）たちと一緒に試合ができるところも魅力の一つで、初日のスタートアトラクションには、今年の「第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞した木下彩音（15）が、「ホリプロチーム」としてリレーマラソンに参加し、参加者と共に汗を流した。
ハーフマラソンの部で第１走者（3キロ）を担当し、グランプリに輝いた際に履いていた縁起のいいスニーカーを履き、験を担いで臨んだ。17分16秒で第2走者にタスキを渡し、「最後のほうは疲れて、頭が真っ白になりました」と、ホッとした表情で振り返った。
また、競技には参加しなかったが、1日目は、芸能人最速ランナーのモデル・西谷彩子（29）が、登場し激励の言葉を送った。2日目には、五輪4大会に出場経験があり、2008年北京五輪リレー銅メダルメンバーで、元陸上競技選手の朝原宣治氏（43）が登場し、スターターを務めた。
1日目の各種目終了後には、豊洲PITにて参加者が交流を深める「ゲームズセレブレーションパーティー」が開催された。
2016リオパラリンピック出場が決定した「ウィルチェアラグビー（車いすラグビー）」の若山英史選手（30=Center Pole）は、1日目にリレーマラソンに参加。「あいにくの雨で、うまく走ることができなかったんですけど、一体感を楽しむことが出来た。みんなで感想して、ゴールした時は達成感ありました」と、コメント。
1日目に綱引きに参加した「シュートボクシングチーム」の中から、坂本優起選手（31=シーザージム）、宍戸大樹選手（38=シーザージム）、高橋藍選手（33=シーザージム）、RENA選手（24=シーザージム）が出席。
代表してキャプテンながら応援に回ったRENA選手が、「残念ながら準優勝で終わってしまいました」と、メダルを掲げる。続けて、「息が合わないと勝てないので、違う競技で一致団結できたのでよかった。ガチで大人の勝負が楽しい」と、来年のリベンジを誓うような勢い。
スペシャルゲストとして、ラグビー日本代表の山田章仁選手（30=パナソニック）、女子レスリングの伊調馨選手（31＝ALSOK）が登場すると、会場の盛り上がりも最高潮。「可愛いという」声に照れながら、伊調選手は、「コーポレートゲームズにはレスリングがないのが残念です」と話すと、「明日から練習して、頑張ってリオで金メダル獲りたい」と、宣言して会場を沸かせた。
山田選手は、「ドッジボールに興味があります。チームプレイで、体力も、頭脳もいるんじゃないかな」と、来年の参加に意欲的に語った。
また、“五郎丸ポーズ”がすっかり話題となり、山田自身のルーティンについて尋ねられると、悩みながら、「ルーティンはありますが、スベリそうなので公表するのは辞めます」と、コメントし、笑いを誘った。
『ザ・コーポレートゲームズ』とは、1988年にイギリスの『スポーツ・フォーライフ社』によって設立。「Tシャツなどの同じユニフォームを着る」というレギュレーションを守れば、参加条件がなく、プロアマ問わず、参加費を払えば誰でも自由に参加できる市民参加型のスポーツイベント。これまでに世界30ヶ国60都市で開催され、累計100万人以上が参加しているという国際的なマルチスポーツフェスティバル。
