人気声優・宮野真守が22日、東京・六本木ヒルズアリーナで開かれた『第28回東京国際映画祭』(TIFF2015)レッドカーペットイベントに登場した。
宮野は本映画祭の話題作や期待作がノミネートするパノラマ部門に出品された映画『亜人―衝動―』(監督:安藤裕章/配給:東宝映像事業部)を主演。漫画家・桜井画門氏の大ヒットコミック『亜人』が原作。決して死なない新人類・亜人と、それを追う日本国政府の戦いを斬新なアクションとち密な心理描写で描く。宮野は亜人と認定され、全人類から狙われることになり、逃亡劇を繰り広げる高校生・永井圭役を演じる。
白のスーツに黒のネクタイでレッドカーペットを闊歩した宮野。時折沸き上がる、「マモー!」の黄色い歓声に手を振って応えたり、サウンドバイツにも、背筋を伸ばして答えるなど真面目な様子を見せることも。
ともにレッドカーペットを歩いた瀬下寛之総監督からは、「アニメでレッドカーペットというのが意外ですが、野心的に作っていますし、宮野さんのような素晴らしい声優さんに演技してもらっています」と、宮野の実力を認めることに。
続けての安藤監督が緊張のあまりコメントに詰まってしまったが、宮野は「頑張れー!」とエールを送るなど気遣いしつつ、「東京でのレッドカーペット初めて歩いて幸せに思います」と、心境を。
レッドカーペットの際には、後ろに亜人を模した黒い人影とのアンサンブルらとも一緒となったが、「黒い人達ですけど、一緒に歩けて幸せです」と、お茶目なコメントも寄せた。
作品へは、「本だけじゃなくて、世界にも誇れる作品だと思っています。この世界観が衝撃的で、1度観たら引き込まれる内容だと思っています。ぜひ、観てほしいなと思っています。僕も魂込めて演じています。ものすごく、難解かもしれませんが、いろんな思いを描くキャラクターなので、全身全霊で演じてその魂を込めたお芝居をスクリーンから感じてほしいですね」と、アピールしていた。