
ゲーム『ディバインゲート』2周年記念イベントが9月26日、東京・秋葉原で開かれアニメ化へ向けキャスト・放送日情報などが、発表された。
『ディバインゲート』とは、オンラインゲームで知られるガンホーがリリースしているスマートフォン/タブレットに提供しているRPGゲームアプリ新感覚パネルRPGゲーム。1000体を超えるスタイリッシュなキャラクター達や、ダンジョンを進み、世界の謎に挑む完全オリジナルのストーリーなどが魅力で、9月30日の2周年を前に、400万ダウンロードを達成している話題作だ。
会場では、アカネ役・柿原徹也、アオト役・斉藤壮馬、ミドリ役・伊藤かな恵、ヒカリ役・竹達彩奈、ユカリ役・雨宮天、ギンジ役・吉野裕行、アーサー役・中村悠一となったことがアナウンス。さらに、アニメ『BLEACH』や『アルスラーン戦記』などで知られる阿部記之監督がメガホンをとり、シリーズ構成には高橋ナツコ氏、キャラクターデザインに夘野一郎氏、音楽は尾澤拓実氏、アニメーション制作はstudioぴえろが担当となり、放送は2016年1月と明かされた。

昨年の発表会は100人ほどの観客だったのが今年は500人が集まるという約5倍と大盛況。ファンはどの発表にも大きな反応を示し、会場にはキャスト1人1人の情報や、アニメ内の背景などが解禁されるたびに大きな歓声が沸き起こった。ゲーム『ディバインゲート』開発ディレクターの高野 Dからは、アニメ化へ「キャラクターのデザインもそうですし、アニメならではのものもありますし、ゲームを好きでいてくれる方の期待も裏切りたくない。お互いに歩み寄って進めるにはどうしたらいいのか、どういうふうにアニメでまとめようかと考えています」と、ゲームとアニメでそれぞれ相乗効果を狙っていくそうだ。
会場には斉藤、伊藤、中村が登場し、そのキャラクター声もお披露目。ビデオメッセージでの登場となった柿原から「アニメはまだ録ってなくて、オーディションのときの声です。オーディション1回目のときには自分の思うアカネでしたが、2回目のときは元気よくと言われて、果たして僕はどっちで合格になったのか分かりません(笑)。これからキャラクターを作っていき、素敵な作品にしたいと思っています」と、裏話とともにコメントを寄せる。

3人へはキャラクターが決まった時のことへ質問が飛び、斉藤は、「アオトとアカネのオーディションを受けて、アオトくんの方が細かくディレクションを受けました。複雑だけど面白そうなキャラクターだと思っています」と、思いを。ミドリを意識して緑色の洋服を着てきたという伊藤は「ミドリは元気で明るい子です!」と、その後を続けようとしたものの、「まだ言えないことが多いんです!」と、解禁が先になる情報もあると苦笑い。
柿原、斉藤はオーディションだったそうだが中村は「僕はオーディションを受けていないんです。登場のときのアーサーの声はノーチェックなんです(笑)。“偉い人”のチェックを何も受けていないので、オンエアのときには変わってるかもしれません。これからしっかり仕上げていきたい」と、ここでしか聴けないアーサーだったと明かし、笑いを誘っていた。
作品全体へ、阿部監督は「アニメーションシリーズの中で全部を描くのは不可能ですが、基本的にゲームで進んでいる物語をおおまかなところは踏襲させていただいています。近未来の話ですが、現代の感覚も入っているので、戸惑ったりとか、自分を装ったりとかそういったものをゲームの中でも語られているような詩的な表現みたいなのを、作品の中に描いていきたい」と、意気込む。
そんな阿部監督の発言を受け斉藤が、「全キャラ割と意味深というか、ポエティックというか…。思わせぶりな、中2的な会話をしているなって思うんです」と、言い出し、中村は「『ついに来たか』とかですよね(笑)」と合いの手を入れ、斉藤は「役者が1度は言ってみたいあのセリフみたいなのがいっぱい入ってるんです」と、楽しんでいるようだった。
イベント終盤にはガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 代表取締役社長 CEOの森下一喜氏がビデオメッセージで登場し、本作アニメ化への経緯を語るなどしつつ、その最後には「アニメ化を機にディバインゲートを2周年以降のスマートフォンの展開もあるのですが、それ以外の展開も用意しているんです。そこも楽しみにしてもらえれば」と、意味深発言も。すると伊藤は「劇場版ですか!?」と、前のめりだったが、このことについては、まだ解禁は先のようで、関係者は苦笑いでノーコメントだった。
アニメ『ディバインゲート』は2016年1月より放送予定!
■STORY
聖なる扉「ディバインゲート」が開かれたことにより、<常界><天界><魔界>3つの世界が交わり、欲望や争いの交錯する混沌が訪れた時代。秩序回復のために支配層は「世界評議会」を結成。統制されたかりそめの平穏のもとで、「ディバインゲート」は誰もその実体を知らぬ都市伝説と化した。
そのなかで世界評議会のもとに集う「適合者」と呼ばれる少年少女たち。ディバンゲートを認識し、「扉」に自らがたどり着くことを信じる者たちである。彼らは、それぞれが心に抱える傷と向き合いながら扉を目指す。
扉にたどり着いた者は、世界を「リメイク」できるという。扉の先には何があるのか。扉にたどり着いたとき、世界は変わるのか。変わるのは、自らの抱える過去なのか、それとも未来なのか。
少年たちはすべてを知るために歩み出す――。























