元ボクシング世界チャンピオンでタレント・具志堅用高（60）と、サッカー本田圭佑選手（29）のモノマネで知られるお笑いタレント・じゅんいちダビッドソン（40）、ドローン芸人の谷+1（34）が22日、東京・秋葉原の3331 Arts Chiyoda 体育館スタジオで映画『ドローン・オブ・ウォー』（監督・脚本：アンドリュー・ニコル／配給：ブロードメディア・スタジオ）公開記念イベントに登場した。
米軍無人戦闘機ドローンを使って戦地に赴かずして爆撃をしている空軍少佐の苦悩や、現代の戦争の現実を描いた実話に基づいた作品。
イベントでは具志堅とじゅんいちが本作宣伝隊長の座をかけて、縄跳びの二重跳び、リフティング、ドローンを使ってマシュマロを飛ばしそれを食べるというマシュマロキャッチ対決の3番勝負を繰り広げることに。
二重跳びはじゅんいちが1回、数十年ぶりとなる具志堅は体のキレを見せつけ8回で勝利。リフティングはじゅんいちが7回、初めてという具志堅は3回でじゅんいちに軍配が上がる。最後のマシュマロキャッチ対決は2人ともおしくも成功させることはできず、引き分け。
結局じゃんけん勝負にもつれこみ、じゅんいちが勝利で宣伝隊長の座をゲットし、「 主人公の心の中でギリギリ葛藤している。善なのかそうではないのかという、観ているこっちも考えさせられる作品。映画館の空いているスペースに滑り込んでほしい」と、アピールした。
具志堅も「映画を観て、主人公が（ドローンを飛ばして爆撃し）100％当たっちゃうんですよね。心理的におかしくなるんじゃないかなと思うんですよね。とにかく、目の離せない映画。まばたきしないで観てほしい」と、訴えた。
さらに、2人は谷のレクチャーを受けながらドローンも飛ばしたが、スマホで簡単操作できるからか、すぐにうまく飛ばして、具志堅は「現物を見てすごく楽しいな遊べると思ったんですね」と、子どものように目を輝かせていた。
囲み会見では、谷へ、以前、官邸にドローンが落ちているのが発見され騒動となったことへ、「事件が多かったかときに、いろんなところから『谷さんが一番の被害者ですね』と、言われたんです」と、風評被害があったことを振り返りつつ、「でもそのときに、動画で一番平和な使い方で扱っていただいたのが嬉しかった」と、ドローンの平和的利用も伝えられたということもしみじみ。実際に、今月19日、ラグビー日本代表がW杯1次リーグB組で南アフリカを接戦の末競り勝ったことでクローズアップされたラグビーでも、ドローンを飛ばして上空からフォーメーションを確認することもあるのだとか。
そのラグビー日本代表の話題で『スリムクラブ』の真栄田賢（39）が「具志堅さんが数学オリンピックで優勝するようなもの」とたとえ話していたというが、このことに具志堅は、「俺数学オリンピックいけるよ！ミラクル起こすもん、たまに！」と息巻いたが、本当に数学ができるのか尋ねると「できないよ（笑）。足し算と引き算と掛け算ぐらい」と、白状し報道陣を沸かせていた。
ちなみに谷には日本初のドローン芸人という肩書がついているが、「日本のドローン産業のトップの方にはお墨付きを頂いたんです。日本ではおそらく僕しかないと思います。練習は毎日しています」とのこと。そこから転じて、本田の無回転シュートに対して、回転させて飛ぶドローンという強敵が現れたのではと振られたじゅんいちは、「本田選手とはどう考えてもかぶらないから共存できると思います」と、無茶振りにもしっかり笑いをとりにいっていた。
映画『ドローン・オブ・ウォー』は10月1日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー！
