アイドルグループ『アイドリング!!!』の6号“とんちゃん”外岡えりか(24)、12号“うめこ”河村唯(26)、14号“さかっち”酒井瞳(26)、15号“あさひ☆”朝日奈央(21)、17号“ひぃちゃん”三宅ひとみ(23)、22号“るぅちゃん”倉田瑠夏(19)、29号“らむたん”玉川来夢(18)、32号“せきまゆ”関谷真由(20)らが19日、東京・中目黒のキンケロ・シアターで舞台『見よ、飛行機の高く飛べるを』(演出:ラサール石井)ゲネプロを開いた。
今年10月31日で全員卒業の『アイドリング!!!』。その『アイドリング!!!10年目の明日ング!!!』特別公演。舞台は1911(明治44)年10月、教職を目指す女学生が集う名古屋の第二女子師範学校。新しい自分を発見し、人生を切り拓こうとした少女たちの生き様を描いた名作を『アイドリング!!!』の8人と実力派俳優で送る。
終演後の囲み会見で、同席したラサールから「ちょっと手応えはありました。これから本番ですが、若いファンの方には新鮮に観てもらえると思う。みんなが輝いてました」と、いい感じの出来だったよう。
朝日は「初舞台楽しかったです!メンバーとできるのも楽しい!」と、舞台を楽しんでいる様子を見せたり、報道陣から、酒井へ「酒井さんと分からないような演技だった」と、酒井へ声がかかると、「マジっすか!?それだけ役になり切ってたということでしょうか(笑)。それぐらい演じ切ってるので毎回疲れます」と、全力で臨んでいる様子を見せることに。
見どころについて、外岡は、「若い女の子たちが1つのことで奮闘していく姿が割と『アイドリング!!!』に重なっている部だと思います。10月31日にみんな卒業ですが、それからの時間も含めて、こうやって1人1人その後も頑張っていきますよというのを役として提示できると思います。そういうところも重ねながら観てもらえれば」と、オススメ。
『アイドリング!!!』卒業については、舞台のときにみんなで話し合ったのかとの質問もあったが、全員即答で「ないですね」とのこと。このことへ、朝日は「現代じゃないという難しさもあって、みんなでいいものを作ろうと必死で。ほかのことを考えなかった」と説明すると、外岡も「この舞台が終わったら10月5日の武道館公演に脳を切り替えないといけないから、たぶん卒業してから卒業の実感が湧くのかもと思います」と、うなずいていた。
ちなみに、今回『アイドリング!!!』からの出演は舞台をやりたいと手を挙げたメンバーが出演となったそう。ラサールは、「とにかくけいこはすごく短かった。普通1ヶ月くらいのけいこ期間ですけど、3週間くらい。その間にリリースイベントがあったり、武道館卒業ライブのけいこがあったり、とにかく忙しい中だった。最初のけいこ2日間で、1幕の1時間分を台本をまったく見ずに立っていた。初めて浴衣を着て袴をはいて、草履を履いてけいこというのもありましたが、みんな自分で着れるようになりました」と、急ぎ足ながらも彼女たちはしっかり台本や立ち居振る舞いを学んでいたという。
この舞台に出ないメンバーも台本読み合わせを手伝ったりしてくれるなど、一丸となって臨んだものだそうだが、朝日は「『アイドリング!!!』のマネージャーさんが鬼だった(笑)。時間があれば台本を開いて、『このセリフ台本なしで言ってみよう!』って、バスの中で言ってきたりして」と、笑いながら振り返っていた。
舞台『見よ、飛行機の高く飛べるを』は19日から23日まで全9公演で中目黒 キンケロ・シアターにて上演!