元『SKE48』の桑原みずき（23）、矢神久美（21）、小木曽汐莉（23）が15日、東京・渋谷TSUTAYA O―EASTで『幻の再会プロジェクト』に登場し1000人のファンが駆けつけた。
『幻の再会プロジェクト』は、ファンが引退したアイドルをステージに呼び戻すというプロジェクト。『アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48』を観たスタッフが胸に突き刺さり桑原に連絡をとって、「卒業生で何かできたら」という思いからスタート。7月31日より再会したいメンバーのリクエストを受け付けたところ、全国から万を超えるリクエストツイートや手紙が届くという大反響があった。
事前に桑原の来場はアナウンスされていたが、小木曽と矢神の来場は当日の発表だったため、南は沖縄、北は青森からやってきたというファンたちは大盛り上がり。小木曽は女優として活動している桑原へ「久しぶりに会ったら女優っぽくなってた」とイジり、桑原は「連絡は取り合ってますけど、ファンのみんなの前でお会いするのは初めて」と、しみじみ。
さらに桑原は観客から『SKE48』時代の桑原の愛称だった“カツオ”と呼ばれたことに、「カツオってヤジが来る。きょうのお客さんの9割はアンチかな？（笑）」と言われることにも楽しげで、小木曽は「カツオって言われた瞬間、大丈夫って気持ちになった」と、ファンの声が緊張を解きほぐしたようだった。
イベントでは、3つのプロジェクトが発表。まずは、オフィシャルモバイルサイトのオープン。次に自伝的エッセイ単行本の全国発売で、2015年12月上旬に発売予定とのこと。3つ目は、10月5日に『SKE48』の地元名古屋のZepp名古屋にて未来を語るイベントとして開催。Bookセット（Tシャツ、生写真、イベント招待券付）も本日15日より予約がスタートとなったことがアナウンス。
続く第二部では、衣装をチェンジして登場した3人。実は、9月15日は小木曽の誕生日とあって、バースデーケーキのプレゼントが行われることに。ここで小木曽は桑原のことを語り出し、「すごい怖い先輩だと思ってて、なるべくあいさつしたくなかった。でもあるとき、『みぃちゃんって言っていいよ』と言われて」と距離が近づいたエピソードを披露しつつ、「きょうから23で来年2月19日（の桑原の誕生日）までは同い年だから桑原って呼ぶね」と、軽妙に続け、ファンを沸かせていた。
囲み会見では、桑原は「ファンの人が温かく迎えてくれてよかった」と、ホッと胸をなでおろす姿が。小木曽も「緊張もすごくしていたんですけど、客席に見覚えのあるファンがいて温かくて、最初出て行ったときにウルッと来るものがありました」と、感激していたという。矢神も「みなさんの声援で自分の中に来るものがあって」と、ファンとの再会の喜びを口にした。
楽屋での様子について、桑原は矢神のことを気づかなかったそうで、小木曽も「二度見しちゃいました！」という。「ええっ！？本当に！」と驚く矢神だったが、桑原は「綺麗なスタッフさんと思って間違えた。いい女になったなって」と、手放しで褒めていた。
桑原は『SKE48』卒業後は女優として活動しているが、小木曽は「普通にいち社会人として生活してます。接客業で人と触れ合うことが好きなので、人とコミュニケーションを取るように仕事をしています。芸能界とはまったく違いますが、芸能界で培った精神はどこにいても強くいられるなって」と、現在の状況を。矢神も「小木ちゃんと同じような感じです。事務員って言ったらいいのか、そんな感じのことをしています」と、語った。
また、小木曽は、今年2月公開の『アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48』でプロポーズされたと明かしていたが、このことを問われると、小木曽は「それはちょっとご想像にお任せしたいと思います。そういった女性としての幸せもつかんでいきたいなぁと思っているところなので、温かく見守って頂ければ」と、どうなっているのか明言せず、うまく煙に巻いていた。
