人気アイドルグループ『NEWS』の小山慶一郎（31）が12日、東京・新大久保のグローブ座で舞台『グレート・ネイチャー』（脚本・演出：松村武）プレスコールを開いた。
『School of Nature』通称SONと呼ばれる問題児ばかりが集まる山奥の学校に赴任してきた教師の篠崎（小山）が、日々奮闘し、青春や生きる意味などを問う壮大な授業を展開していく。小山は2012年の『ハロー,グッドバイ』以来3年ぶりの主演舞台となる。
報道陣向けにプレコールで公開されたシーンは、小山らキャストがハイテンションにダンスをしたり、コミカルな掛け合いが。さらには、小山が恥ずかしそうにしながら開脚したりと、熱量の高さが伝わってくるものとなった。
終了後、小山は松村氏（44）とともに囲み会見を開くことに。「報道番組の帯も慣れてきたところで新たな挑戦をさせていただいてます」と、報道番組『news every.』（日本テレビ系、月～金曜、午後3時50分～（金曜は午後4時50分～））の月曜から木曜までのレギュラーキャスターを務めていることを引き合いにごあいさつ。
ただし、番組に慣れてきたとはいえ、「なかなか時間をとるのが難しい。舞台はもちろん好きですし、大変さも分かっていたつもりですが、夜けいこですし、それ以外の時間は報道番組をやっているので、こんなに時間がないものなんだなと」と、苦労もあるそう。
しかも、『グレート・ネイチャー』は「自然に振る舞う」ということをテーマとしており、舞台上でアドリブ芝居も多くあるため、小山は、「素が結構出てて、毎日違うことが起こっている舞台。僕のあたふた具合やテンパってるのを観てもらえれば（笑）」とアピールしつつ、「最初のけいこのときに『まずやってみて』と言われて、乱暴だなと思ったんです（笑）。でも、みんなでセリフなどを作っていく環境が初めてでした。決まりはあるんですけど、センスがいて頭を使うので帰ったらソファーで寝ちゃってます」と、フルで頑張っている様子を見せた。
ちなみに、報道陣に公開されたシーンではダンスをすることもあったが、もともとは違ったそうで、小山は「けいこ中にたまたまやったのがいいと言われて」というと、松村氏は「本当に夢中になってる瞬間が踊りを指導しているときに見えたので」と、採用した理由を話し、小山は「そこの部分は僕のコーナーになってしまったので頑張りたい」と、意気込む。
篠崎というキャラクターへ、小山は「頭のなかは松岡修造さんをイメージしています。『お前らいくぞー！』みたいな感じです。ぼく修造さん好きで、テニスを教えているような気持ちです」と、ぶっちゃけたが、松岡本人に許可をとったかと問われると「いつかお会いする機会があったら、『やらせて頂きました』と話せれば」と、苦笑いを浮かべていた。
劇中には10年後という部分も描かれるが、小山自身の10年後はどうかと問われると、「夕方の報道番組のあの椅子に座っていたいですね（笑）。そこはベースにしながらほかのお仕事をさせていただきたい。まずは東京オリンピックまではそこにいたい。その先も座らせて頂けるチャンスがあるなら41歳になっても座っていたいです」と、意欲を。
また、11日には事務所の先輩の『TOKIO』国分太一（41）の結婚が報じられたが、このことを問われると、「『NEWS』のアルバムにウエディングソングが1つあるので、何かあれば使ってくださいというのはあります」と、ちゃっかりグループをPR。
ほかにも、『NEWS』メンバーが舞台を観に来ることはある？との質問すると、「手越はすごく押さないと来ないでしょうね（苦笑）まっすー（増田貴久）とシゲ（加藤シゲアキ）は来てくれると思うんですけど……。手越は、あとはマネージャーに言って強引に来てもらうようにするとか。サッカーばっかしてるんだったら、僕の舞台ぐらい観にきてくれてもね（笑）。そんなに距離が遠いわけでもないので」と、手越へ猛アピールしていた。
最後に小山は「帯番組をやりながら調整していますが、今年帯番組をやりながらツアーをやって、帯番組をやって舞台なので、怖いものはない。どんなお仕事が来ても、自分のメンタルとお仕事の体力はついていると思うので『NEWS』の4人で大きいところの会場でお仕事できるように頑張っていきたいと思います」と、語っていた。
舞台『グレート・ネイチャー』は9月12日から29日まで東京グローブ座にて、10月9～11日にはシアター・ドラマシティにて上演！
■キャスト
小山慶一郎、久ヶ沢徹、中山祐一朗、谷澤恵里香、千代田信一、吉田晋一、米田弥央、菊川耕太郎
■STORY
――なあ、あれはほんとうにあったことなんだろうか？
それとも俺たちはあの山奥で、ただ、きつねに化かされただけなんだろうか？――
『School of Nature』通称SONと呼ばれる山奥の学校に赴任してきた教師の篠崎（小山）。
そこは、世の中に見放された問題児ばかりっが集まる伝説の学校だった。先輩教師（久ヶ沢・中山）や生徒（谷澤）の振る舞いや授業に戸惑いながらも、日々奮闘する篠崎。青春の輝き、そして生きることのイミを問う壮大な授業が始まる…。
