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市村正親 胃がん発表で治療へ…出演舞台は降板に

市村正親 胃がん発表で治療へ…出演舞台は降板に
市村正親が胃がんを発表した

 女優・篠原涼子(40)の夫で俳優・市村正親(65)が早期の胃がんであることが27日、分かった。市村が出演していたミュージカル『ミス・サイゴン』の公式サイトを通じて発表された。

 同サイトでは「医師から早期の胃がんと診断され、入院・加療を要する」と発表。市村はエンジニア役で出演していたが27日の公演を最後に、7月29~10月5日までの全日程を休演するとしている。

 市村からもメッセージが寄せられており、「公演を楽しみにお待ちいただいているお客さまには、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。俳優として一番悲しいことは、楽しみにしてくださるお客さまの前に立って舞台からごあいさつできないことであり、一番悔しいことは、ともに作品を作り上げるために、けいこ場で闘ったスタッフ、及びキャストに迷惑をかけることです。この『ミス・サイゴン』は、私にとって俳優人生の転機となった作品です。22年前の日本初演。エンジニアという役をいただき、『アメリカン・ドリーム』を歌う中で、私自身が俳優として大きな夢を見させていただきました」と無念さをにじませる。

 しかし、「今の私の夢は、再びお客さまの前でこの曲を歌うことです」とカムバックを誓っており、「そのために、私は治療に専念しますが『ミス・サイゴン』のスピリットは変わることなく、頼りになる仲間たちによって、毎日すばらしいパフォーマンスが繰り広げられます。演劇の神さまが、僕に与えてくれたこの舞台が、一人でも多くのお客さまに愛され、そして、皆さんが楽しんでくださることを心から祈っています」と、舞台の成功を祈念している。

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