『E-girls』の石井杏奈（17）、女優・小芝風花（18）、小野花梨（17）、秋月三佳（21）、上原実矩（16）、俳優・磯村勇斗（22）、山本裕典（27）、塚本高史（32）が24日、東京・新宿バルト9で映画『ガールズ・ステップ』（監督：川村泰祐／配給：東映）完成披露試写会を川村監督とともに開いた。
クラスで地味でぼっちな“ジミーズ”と呼ばれる根暗女子、勘違い、ガリ勉、ヤンキー、キョロ充な女の子5人がひょんなことからダンス部を結成し、ダンス大会を目指すというダンスムービー。ダンスを通じてそれぞれが初めて芽生えた友情に戸惑う姿や、本当の自分らしさに気づいていく。
全員浴衣で登壇するという風情を感じさせるイベントに。石井は「今年初浴衣です。浴衣デビューしました」と、笑みを浮かべる。
本作で映画初主演となる石井としては、「すごく嬉しかったんですけど、責任感とかプレッシャーとかこんなに感じるんだって」と、大変そうだったが、寝食をともにしたジミーズの小芝、小野、秋月、上原とは絆ができたようで、「ダンスレッスンを含めて長い期間一緒にいたので、ジミーズみたいに仲が深まったかなって」と、5人で笑いあった。
トークでは、小野から1人だけロングスカートを履いていた秋月が、海のシーンの撮影で防寒対策のためこっそり股引きを履き監督が怒ったエピソードを暴露され盛り上がったり、小芝は、「部活のシーンとかも大変でした。休憩で生しらす丼を食べたいと思っていたんですけど、川村監督がソフトクリームをおごってくださって頑張れた」と、ほのぼのエピソードを披露し和ませることも。
5人は仲良くなり輪ができあがっていたが、山本は、「たいして話してないんですけど、ジミーズが俺の方見ながらクスクス笑ってるんですよ」と、ちょっと距離があったよう。すると小野が「（山本に）ジュースをおごってもらって本当にカッコイイと思いました」とヨイショしようとしたが、石井が続けて「ということを（山本から）言ってと言われました」と、ネタばらしし、山本はそれに苦笑いだった。
見どころの1つとなる、ダンスは始めた時はそれぞれバラバラだったそうだが、石井は、「みんなほぼほぼ初心者でした。ダンスの基礎がない中、1つの夢に向かってというか、5人でずっと頑張っていた」と、1日4時間にわたる練習をしていたそうで、小芝は「体力もなくて、みんなで『筋肉痛で、痛い！痛い！！』って言いながら乗り越えました」と、振り返る。
塚本はジミーズにダンスをレクチャーするちょっと変わった先生役だが、「撮影終わった後でも残って観させてもらって、僕の役も6人目のジミーズみたいな感じで、自分の過去を5人に反映させてみたいな役だったんです。僕は先にオールアウトしましたけど、5人ともみんな泣いてくれて、俺まだまだ行けるなって。こうやって慕ってくれる子いるんだと思って」と、胸に迫るものがあったよう。そんな塚本について、石井は、「カットがかかっても、現場を盛り上げてくださったり差し入れしてくださったりして」と、お礼を言うと、秋月が「結婚したい！」と言い出し、塚本は「結婚してますよ（笑）」と、返して盛り上がっていた。
ほかにも、イベントではこの夏の残りでしたいことをそれぞれ挙げることとなり、小芝が「みんなで公園に集まって花火をしてみたい」と話したり、石井は、「撮影で冬の海に入ったので、今度はジミーズで夏の海に行きたい」と、希望を挙げるなどしていた。
石井から「夢を追いかけることの大切さ、日々過ごす中で、悩んだり苦労していることがあると思います。ガールズステップには殻をやぶる瞬間というテーマもあって、それぞれみんなが、一歩でも半歩でも進めるような作品であれば」とPRしていた映画『ガールズ・ステップ』は9月12日より全国公開！
