英国出身の世界的なロックバンド『ビートルズ』が、下積み時代にドイツのレコード会社と結んだ初めての契約書が来月、米ニューヨークで競売にかけられることになったと、きょう19日、NHKが報じた。
競売にかけられるのは、『ビートルズ』が英国でデビューする前の1961年にドイツのレコード会社と交わした初めての契約書。契約書にはポール・マッカートニー(73)、故ジョン・レノン、故ジョージ・ハリスンに加え、当時ドラムを担当し、その後メンバーから外れたピート・ベスト(73)の4人の直筆のサインが書き込まれているという。
『ビートルズ』は、ドイツ北部のハンブルクで下積みの時代を過ごし、同契約書に基づいてドイツ国内向けにレコードを作成。『ビートルズ』名義ではなく、売り上げは伸びなかったが、同レコードをきっかけに『ビートルズ』は英国でも知られるようになり、その後の成功につながったとのこと。
オークションは9月19日に米ニューヨークで行われ、オークションを主催する会社は「契約書は、歴史的に重要な資料だ」として、落札額は15万ドル(1800万円)余りになると予想している。