アーティスト支援サービス「Frekul」を運営するなど、音楽業界に新しい風を吹かせている株式会社ワールドスケープが、音楽アプリ「Lumit（ルミット）」のiOS版バージョン2.0を公開した。
Lumitは、今の気分を選ぶだけでそれに合った曲が流れるアプリ。流れた曲に対して「いいね」「イマイチ」といったボタンを押すと、アプリがユーザーの好みを学習して選曲を変化させる。
今回のバージョンアップでは、読み込み速度の改善、インスト（歌なし）モードの追加、好みメーターの公開、などさまざまな変化が見られるが、何と言っても目につくのはそのデザインの美しさだろう。詳しくは実際にLumitのiOS版を見ていただきたいが、アプリを起動するとすぐにモード一覧が現れ、その背景には美しい森の風景が動画で表示される。そこへ音楽が流れだすと、どんな曲も不思議と動画にマッチしているように思えてくる。
現状ではこの動画を表示するか非表示にして静止画にするという選択しかできないが、「近い将来、動画を選択できるようにする予定（同社代表・海保けんたろー氏）」だという。
そして肝心の音楽の方だが、流れる曲は同社サービス「Frekul」を利用中のインディーズアーティストの楽曲を利用していることもあり、ほとんどが初めて耳にするものだ。しかしこれがまた楽しくて心地よい。昨今のヒットチャートを見ていると日本の音楽の将来を嘆きたくもなるが、まだまだこんなに多彩なアーティストが存在していたのかと気付かされた。
同社のホームページに掲載されているスローガンは「実力あるアーティストが、公正に、経済的に評価される世界を作る」。ぜひあなたもこのアプリを通して、その想いを感じてみて欲しい。
■『Lumit』概要
名称 ：Lumit
価格 ：無料(Pro Plan：300円／月)
対応プラットフォーム：iOS(7.0以上)、Android(4.0以上)、WEB(Windows／Macintosh)
