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行定勲監督「東京国際映画祭」の新企画に熱意!「僕の経験からいうとトラブルだらけ」

行定勲監督「東京国際映画祭」の新企画に熱意!「僕の経験からいうとトラブルだらけ」
東京国際映画祭が今年も開催!

 『第28回東京国際映画祭』記者会見が28日、東京・六本木ヒルズ内で開かれ、10月22日から10月31日と10日間開催となることや、コンセプトなどが明かされた。

 今回の東京国際映画祭では部門も再編成がされ、これまでの部門に加えて『パノラマ部門』、『Japan Now 部門』、『日本映画クラシックス 部門』の3部門が新設されることも明かされた。

 オープニングを飾る作品は、1974年当時世界最高となる411メートルの高さを誇ったワールドトレードセンターのツインタワーにワイヤーを通し命綱なしでこれをわたったフィリップ・プティを描いた映画『ザ・ウォーク』(監督:ロバート・ゼメキス/配給:ソニー・ピクチャーズ エンターテインメント)。

行定勲監督「東京国際映画祭」の新企画に熱意!「僕の経験からいうとトラブルだらけ」
映画「ザ・ウォーク」

 クロージングは直木賞作家・桜木紫乃氏原作で佐藤浩市と本田翼がW主演する『起終点駅 ターミナル』(監督:篠原哲雄/配給:東映)に決定。司法では罰せられない罪、誰にも裁いてもらうことのできない罪を抱えて生きる男が描かれる。こちらは11月7日から全国ロードショーとなる。

 さらに、追悼特集として「高倉健と生きた時代」、東京国際映画祭の第1回のオープニング作品『乱』の4Kデジタル復元版のジャパンプレミア、昨年好評だった『歌舞伎座スペシャルナイト』、アニメーション特集『機動戦士ガンダム』など、企画も盛りだくさん。

 また、国際交流基金が企画した『アジア三面鏡』では、日本と中国で合作した映画『真夜中の五分前』などで海外との連携でも知られる行定勲監督をホストに、『キナタイ ―マニラ・アンダーグラウンド―』のメガホンを取ったフィリピンのブリランテ・メンドーサ監督、『遺されたフィルム』で知られるカンボジアのソト・クォーリーカー監督の3人が国境を越えて、1つのテーマでオムニバス映画を製作する。

行定勲監督「東京国際映画祭」の新企画に熱意!「僕の経験からいうとトラブルだらけ」
映画「起終点駅 ターミナル」(C) 2015桜木紫乃・小学館/「起終点駅 ターミナル」製作委員会

 この試みに、行定監督は「ものすごく刺激的。僕自身これまでアジア映画にたくさん影響を受けていて、つねに目標にしてきた。容易ではない作品をとにかく、これを作りたいというのを打ち出してくる。きのう会議をしましたが、そのときでも感じられました。僕はそのなかの潤滑油になれれば」と、抱負を。

 さらに、行定監督は「トラブルはたぶんあると思います。僕の経験からいうとトラブルだらけなんです。でも、このトラブルが自分の糧になっているというのがあって、今回も体当たりでやっていこうかなと思っています」と、熱意を口にしていた。

 『第28回東京国際映画祭』は、10月22日~31日に六本木ヒルズ、新宿などで開催!

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