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ロンブー田村淳 著書が“売れない方がいい”理由とは?参加者全員“記者”の爆笑会見

ロンブー田村淳 著書が“売れない方がいい”理由とは?参加者全員“記者”の爆笑会見
田村淳が著書の発売記念イベントを開催!

 お笑いコンビ『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳(41)が15日、東京・有楽町の東京交通会館で著書『35点男の立ち回り術』(日経BP社)発売記念トークショーを開いた。

 番組などで、器用になんでも物事をこなしているように見える淳。しかし、本書では100点満点で自分を採点すると35点という辛口な点数から始まっており、そこからどうやっていまの立ち位置を築けるまでに立ちまわったのかということを描いている。自らの経験が、社会人にも通用する人づきあいの極意になればと思いを込めて上梓したものという。

 会場には約150人の観客が集結。荷物チェックなどは一切なしで、場内で写真も誰でも撮ってOK、動画配信も可能というユーザーフレンドリーな上、“顔バレ”がまずい人にはマスクも用意される細やかな気配りも。しかも、MCは淳自身が務めるというサービスぶりとなった。

ロンブー田村淳 著書が“売れない方がいい”理由とは?参加者全員“記者”の爆笑会見
 

 まずは、「35点」という点数について、これは基礎点数で、「身長も低いです、学歴もないです、顔もイケメンじゃありません。でもちょっとずつ、毛先を遊んだりとか、ファッションを頑張ったりとかして、75点くらいにいます。これは頑張らないとどんどん点数が下がります」と具体的に挙げてスタート。

 これまでに一番点数が高かった男性については、俳優・竹野内豊(44)だそうで、「まず基礎点数が高い。イケメンですし、背が高くて。そこに気配りができるとか加点されていって、89点くらい。僕が見た中で一番点数が高い。あの方だったら抱かれてもいいなと思うくらい」と、高評価だった。

 イベントには、東京大学の大学院に行っている女性や、ワタナベエンターテインメントのmisonoのモノマネをする2年目の新人芸人の女性などキャラクターの立った方々が記者となって自由に質問をぶつける形式に。妻と気まずくなりそうなところへの立ち回り方の質問には、「『へー』って言っといて、3回目で『スゲー!』とかいっていれば」と、自身の経験からアドバイスしつつ、「でもこれはうちの話だから。(質問者の)離婚につながるきっかけになる可能性もあるから」と、注釈も入れることも。

 さらに、質問者からの話に派生して、バラエティ番組『ロンドンハーツ』がなぜPTAから「子供に見せたくない番組」としてやり玉にあげられるのかについて、「PTAの会長さんをラジオの番組に呼んで、『なんで観ちゃいけなんですか?どういうデータの下、観ちゃいけない番組と言っているのかお答えください』と尋ねたんです。PTAの役員の中で、テレビを観てはいけないと子どもに思っている人。役員の中で2割なんですって。8割の人はどんなテレビを観ても問題ないと思っているんです。それで、このテレビを見せたくないと思っている人の2割の中の60%くらいが『ロンドンハーツ』を観ちゃいけないという。すごい偏った意見をいかにもメディアが大きく取り上げて、ロンドンブーツの番組はすごく悪い番組だ、みたいな戦法を打ってきたんです。だからこそ、メディアが信じられないという話になってくるんです。いくらでも情報を作れるわけですから」と、熱弁を振るい、「いまこの部分をカットしないで放送できる局はどれくらいあるのかというのを、あしたの放送楽しみにしています」と、報道陣にニコリと笑みを向けた。

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 ほかにも、年上の人とどう付き合うかについては、お笑いコンビ『ダウンタウン』の浜田雅功(52)と一緒に旅番組『ごぶごぶ』(MBS)という番組をしているときに、「ダウンタウンの浜田さんは僕にとってもスーパースターなんです。浜田さんと『五分五分』となってますが、本当の『五分五分』ではなくて、僕の中では8対2くらいなんです。浜田さんが粗相をしたときに、8にいけるんです。浜田のミスを絶対に見逃さない。不倫した時もイジリましたし」と、タイミングを見ることが大切なのだとか。ただし、「これを言って(記事で)流れちゃうと、ものすごい早い肩パンがきます」と、笑いを入れることも忘れなかった。

 中盤には、相方の田村亮(43)の基礎点数への質問が。「亮さんは55点です」と意外な高得点に場内から驚きの声もあがったが、「イケメンですし、性格も優しい、本当に後輩に慕われているんです。でも、加点しないから55点です。僕の中での亮さんは、うまくしゃべれれば……。あと酒癖が悪くなければ。金髪も時代遅れも甚だしい、金髪は変えるタイミングあるんじゃないのと思ったんですけど、金髪じゃなくなったときに、『ロンドンブーツ1号2号』の田村亮というのが分からなくなるというのを怖がっている。変える変えないより、しゃべってほしい。亮さんに関しては話してほしい」と、ぶっちゃけトークを展開。

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 また、会見中、過去に困った先輩がいたという部分について、東京スポーツ新聞の記者が具体名を問うと2006年7月に17歳の少女との淫行騒動(後に示談が成立。不起訴処分となった)で所属の吉本興業から解雇されたお笑いコンビ『極楽とんぼ』の山本圭壱(47)を挙げ、「僕がいろんなところで言ってるですけど、あのことから9年間ありました。僕ができることは少ないと思いますけど、ここだけはみんなが勘違いしているところがあって、山本さんって不起訴なんです。でも、世間のイメージって若い女性を無理矢理にというイメージがついてしまっている。これはまったく違って、その女性が年齢を偽った上でやってきて、そういう関係になってしまった。それをみんな知らないまま、いいとか悪いとか判断しているのは、僕は後輩としてつらいなと」と、率直に話す。

 ただし、この話題へ率直に話しすぎたと思ったのか、「ああ、これあんまり言わない方がいいんだよな……でももう止まらないか」と、諦めつつ、「別に擁護も否定もしているわけではなくて事実がそのまま伝えられないで判断されていることってどうなんだろうって。ここからはみなさんの判断だと思います。でも、何かに頑張ってもう一度やろうとしている人は僕はお世話になった先輩なんで、背中を押してあげたいし、一緒にまた番組で楽しいことができたらいいなと思っているんですけどね。すぐには無理でしょうけど、徐々に徐々に山本さんが頑張って、メディアに出てきてくれることを願っていますかね」と、期待を込める。

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 「これが芸能界甘いって言うんだよなぁ。ほかの会社だったら二度とそうはなりませんよという話を聞くんです。芸能界は甘いと言われれば、そうなんでしょうね。犯罪を犯した人が戻ってくることがあるじゃないですか。でも、人間って過ちを犯すし、どうやって乗り越えて、生きていくのかというのを見せなきゃいけないなというのはあって、応援したいって思います。ここにいる方がどういうふうに捉えたかは分かりません。それの賛否両論あっていいと思います。賛成な人もいれば反対の人もいる。これが健全な場所なんで。一方的に『反対だ!』ことだけしか言わないようなメディアよりかは賛成も反対もあるというのが健全かな」と、気持ちを語っていた。

 ちなみに、「答えづらいときに、自分が着地させやすいところに話をもっていくことも大事です」と答えていた田村だが、田代まさしが女性のスカート内を盗撮し東京都迷惑防止条例違反容疑により書類送検された話題をどう思うかと記者から質問が上がったが、これには場内の音楽を強めて“爆音”で質問を遮る方式で回答を避け「いまはやりのができました」と、ニヤリと笑い、記者たちを沸かせていた。

 約60分の会見終了後には、立ち回りを「100点」と答えた淳から、1人1人へサイン入りの本をお渡し。淳から立ちっぱなしで並んでいる人へ「座ってて」と、気遣いを見せるなど和気あいあいな雰囲気に。「いま悩んでることがあって、衝動買いしてよかったです!」と、飛び込みでイベントに参加して感動していた男性や、淳の恋愛本を読んで、彼氏ができたという女性、手話でお礼を伝える男性など、さまざまな人と楽しげにコミュニケーションを取ることも。

 そんななかで淳は「(本書は)売れない方がいいと思うんです。売れてるということは悩んでいる人が多いということだから。『こんなのがなくても生きていけるよ』という人が多い方がいい」と、人へ対する温かい目線の本音を漏らすこともあった。

 『35点男の立ち回り術』は1300円(税別)で好評発売中!

ロンブー田村淳 著書が“売れない方がいい”理由とは?参加者全員“記者”の爆笑会見

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田村淳
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最初の質問にはこれくらい手が挙がることに
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終盤にはこんな感じに
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