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現代音楽のアップデートを試みる異空間音楽 ー亀田誠治も注目するアーティスト『Call It Anything』

現代音楽のアップデートを試みる異空間音楽 ー亀田誠治も注目するアーティスト『Call It Anything』
「Call It Anything」

 日本の古楽器とブレイクビーツを導入したポストロック/日本古来の雅楽に使われていた和音を現代の楽器にアウトプットしたサウンド/エレクトロニカとブルースロックを配合させた「ブルトロニカ」/ヒップホップのビートにオペラ歌手の声を取り入れた音楽……バラエティ豊かな「Call It Anything」の実験的音楽は、それぞれ違った音がパッチワークみたく繋がり合い、ひとつのアート作品のように聴こえる。

 そんな彼の独特なサウンドメイクが堪能できる楽曲『典雅ビート』が現在、話題の音楽サービス「Frekul(フリクル)」のサイトで期間限定で無料配信されている。

 2012年に青森からインターネット上で活動を始めた「Call It Anything」。インスト系エレクトロニカやポストロックを軸にした音源をアップロードし続け、同年12月に行われた作曲コンテスト“クレオフーガアワード2012”では、1500曲の応募の中から自身の楽曲『雨粒見たくドア叩く』が最終選考曲に選ばれる。翌年、埼玉の大宮にあるライブハウス・ヒソミネで自身初のライブを行い、明治神宮外苑で行われた10万人を動員する大規模なアートイベント『東京デザイナーズウィーク』では、有名音楽プロデューサー・亀田誠治氏の選出枠としてライブを行った。2014年からは、より本格的に音楽活動を行うべく横浜へ上京。精力的にライブ活動を行っている。

 「現代の音楽を更新させる開拓精神にあふれた音楽を創りだすことに試行錯誤し、日々挑戦してます」というCall It Anything。ジャンルレスな彼の音楽に、あえてジャンルを付けるとすればと問う。すると彼は「名前の通りジャンルは“なんとでも呼べ”です」と、まっすぐに答えた。(津田 聖治)

 【Call It Anything】
 2012年から活動を開始。変拍子やポリリズムを導入したミニマリズム的楽曲、日本の古楽器とブレイクビーツを導入したポストロックなどジャンルレスな作風は、作曲・プログラミング・演奏・エンジニアリングを全て1人で行っている。

 Call It Anything 楽曲フリーダウンロードはこちら(Frekul)

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