コミュニケーションの力で首都高速道路の交通事故を減らす『TOKYO SMART DRIVER（東京スマートドライバー）』プロジェクトが、ゴールデンウィークの5月5日に、首都高速道路内での交通事故件数ゼロを目指す史上最大の社会実験『TOKYO MIRAI JUNCTION』を実施した。
午前9時～午後5時までの間に行われた社会実験の結果は－－－－交通事故件数は8件！これは、昨対比マイナス3件、一昨年比マイナス6件。さらに、神奈川管理局（神奈川県内の首都高）では見事と実験中0件キープを達成された。「思いやりを増やして、事故を減らす」ことが、着実に浸透している証だ。
同プロジェクトは、「東京の道を世界で一番やさしい道へ」というキーワードを象徴する「悪い運転を叱るのではなく、良い運転を褒める」という『東京スマートドライバー』プロジェクトの活動を象徴する褒めるパトカー“ホメパト”の2015年新モデルのお披露目式と出発式が、東京都世田谷区内にある首都高大橋ジャンクション大橋換気所内の広場にて開催された。
3代目ホメパトとなったのは、TOYOTA『86』とメルセデスベンツの『スマート電気自動車』の2台。ピンクと白のパトカーのようなラッピングで登場。ちなみに、初代はNISSAN『GT-R』（2008年4月～2009年6月）、2代目は電気自動車の、三菱『i-MiEV』（2011年2月～2015年2月）が務めた。
これは『BSフジ 小山薫堂 東京会議』の連動企画『ホメパトデザインコンペティション』で、3月の応募に集まった62組から選ばれたデザインだ。優勝したインテリアデザイナーの相川崇史さんは、「コンセプトは色の違いによる相乗効果です。見るだけでドキッとする従来のパトカーと、白とピンクの褒めるパトカーが走ることで、よりデザインが引き立つのではないかと考えました」と、嬉しそうな様子で語った。
審査員を務めた音楽プロデューサーで自動車評論家の松任谷正隆氏（63）も、「シンプル・イズ・ザ・ベストです。審査会の時、審査委員の方からはこれ出た瞬間、『ほか見なくていい』と、いったほどです」と、絶賛。
この後2台は、午後0時15分から午後1時30分まで銀座・西銀座通りにて銀座柳まつり『交通安全銀座ゴールデンパレード』へ参加。
新ホメパトと共にお揃いの“着ぐるま”を着た総勢100名の市民が「事故用心！」と拍子木の“カンカン“という音に合わせて大きな声で交通安全を呼びかけた。その後、『TOKYO MIRAI JUNCTION』ブースで、smart「スマート電気自動車」は、ホメパト記念撮影会を行い、トヨタ「86」は首都高を走り、多くのドライバーを褒めて回った。
またこの日は、協賛企業が様々なスマートアクションに挑戦。交通事故の原因に対する予防と対策方法の実験として、株式会社ジェイアイエヌから、日中は自然に、夜間は明るく、快適なドライブをサポートする「DRIVE LENS」を、富士通株式会社は心拍数から眠気を検知できる「FEELythm（フィーリズム）」というウェアラブル機器を提供された。
さらに、常磐薬品工業株式会社が眠気退治におなじみの「眠眠打破」を使用した、「カフェイン摂取」＋「短時間仮眠」で、「居眠り事故打破！」という実験を神奈川県・横浜の大黒PAで行った。
これらの模様は、連動企画J-WAVE HOLIDAY SPECIAL『TOKYO MIRAI JUNCTION』で生放送され、出発式からパレード、走行中の車を褒める様子や各地で行われたイベントなどを中継した。
ちなみに、もしも褒めるパトカーが実際にいたら？をコンセプトに、神風動画制作の新兄ション『HOME-PATO THE MOVE』が公開中。
首都高速をお気に入りのドライビングソングとともに軽快に走っている１台の車。そこに突如、大きな音と疾走感がハンパなく近づいてくる1台の車。どこのヤン車かと思いきや・・・というストーリー。
パーキングエリアで褒めた後に去って行くときも、やはり急発進に疾走感がハンパないホメパト。同乗者の少年もとても褒められない服装をしているなど、もとてもだが、「※法定速度を遵守し走行しております」「※派手に見えますが、法定速度を遵守し走行しております」など、突っ込みどころ満載でお茶目な作りとなっているので、ぜひチェックを！
『TOKYO SMART DRIVE』のHP：http://www.smartdriver.jp/homepato/
