
人気アニメーション『コードギアス 亡国のアキト』第3章『輝くもの天より堕つ』(監督:赤根和樹)初日舞台あいさつが2日、東京・新宿バルト9で開かれ日向アキト役の入野自由、レイラ・マルカル役の坂本真綾、シン・ヒュウガ・シャイング役の松風雅也、赤根監督、サンライズの河口佳高プロデューサーが登壇。第5章の制作が発表された。
2006年に放送された人気テレビアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』とその続編『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』の間にあった時期が描かれるスピンオフ作品。スピンオフといっても同作に出演したキャラクターも本シリーズに登場しており、物語を引っ張っている場面もある。
上映後に登壇したキャストたち。まずは、河口プロデューサーから2013年9月に第2章が公開され約1年半ぶりの第3章ということに「2章の後に3章すぐやるといって、ずいぶんお待たせしてすみませんでした。3章以降の盛り上げをやるためにしっかりやらせていただいた。4章も短い期間で上映させていただきたいなと思ってこのようにしました」と、お詫びのコメントからスタート。
そんな空気のなかでも、松風は第一声から「レイラ・マルカル役の…」とおどけ、会場の笑いを誘い、これに反応するかと思われた坂本が普通な態度だったことから、「びくともしない(笑)」と、場内を温めた。

本作の見どころについて、入野は、「1、2を受けて3章はアクションは少なめで、キャラクターの内面、関係性とかを掘り下げていて、ぱっと見で地味目に見える作品かもしれないですけど、内容としては重要な話。セリフも全てに意味があるので見応えがあると思います」と、大枠を話すと、「アキトは魚が苦手だったとかそういうところから始まるとか細かいところがあります」と詳細を。坂本も「レイラの意外に不器用な一面とか、描かれていなかった想像させるようなシーンも多かった。レイラの不器用さはカワイイと感じるかイラッとするかは、観る人の感じ方ですが、ホッとする部分があります」と話していた。
さらに坂本は、キャラクターのことを語ろうとした際に、名前をど忘れしてしまったのかパッと出てこず「レイラとアキトと…誰だっけ?」と苦笑いを浮かべ、松風が「佐山リョウと成瀬ユキヤと高坂アヤノですよ」と補足。坂本がそこに「みんなと親睦が深まった」と続けると、すかさず松風が「興味ないでしょ(笑)」とツッコミを入れ、入野が「初日で緊張してるんですよ」と、“トリオ漫才”かのごときやりとりが。

その流れは止まらず、松風は本日の自身スーツ姿であることに、「きょうは久しぶりに真綾ちゃんに会うからちゃんとした格好をしようと思ったんですが、真綾ちゃんは開口一番『カタギみたいだね』と言ってくれた(笑)。真綾ちゃんは僕の仕事を一体何だと思ってるんだと」と、暴露!これには坂本も吹き出してしばらく笑いが止まらなかった。
中盤には重大発表も。本シリーズはこれまで4章で完結と始まった時にはアナウンスされていたが、なんと5章目となる最終章『愛シキモノタチへ』が今年秋に劇場上映することが発表。河口プロデューサーは「『亡国のアキト』はストーリーがボリュームアップしまして、第5章の制作が決定しました。もともと考えていたことより膨らんだというか。クライマックスも派手になっています」と、理由を話すと赤根監督も、「4章のアクションも派手でそれで5章まで伸びちゃったというのもあります(苦笑)」と、素直に告白していた。
なお、この第5章制作にあたり、3章のアフレコもキャラクターの感情が5章に合うように言い方のニュアンスなどの録り直しもあったそうで、松風は「僕らもつじつまが合ってた台本だったのに、それをセリフを抜き取って新しく足したり組み直して編集しなおしたりしています」と、裏話も披露していた
『コードギアス 亡国のアキト』第3章『輝くもの天より堕つ』は絶賛上映中!
※記事内画像は(C)SUNRISE/PROJECT G-AKITO Character Design (C)2006-2011 CLAMP・ST






















