アニメ『ノラガミ』一挙上映イベントが4月18日、東京・新宿ピカデリーで開かれ雪音役・梶裕貴、囷巴(くらは)役・井上和彦、やまちゃん役・高橋未奈美、あみちゃん役・高山ゆうこ、タムラコータロー監督が登壇した。
午後10時30分からのオールナイト上映にもかかわらず300人の観客が詰めかけるなか、MCが「みなさん、5円玉を出しておきましょう!」と呼びかけると、客席は笑い声であふれることに。
『ノラガミ』OP『午夜の待ち合わせ』をBGMにキャストらが入場。自身らが演じた役についてのトークとなり、梶は、「雪音は斬れるナイフみたいな感じで登場します。思春期に亡くなった死霊で、夜トにみつけてもらって一緒に過ごすようになるキャラなんですが、心に残っているのは禊の回です。禊の回では大号泣するんですが、この後の上映ではそこに注目してご覧になって頂けたらと思います」と、アピール。
それに対して、井上が「囷巴…おっさんです(笑)ライオンのおっさんで沢城さん(毘沙門)を乗っける役です。沢城さんはなりきるタイプなので、けっこう休憩中も、毘沙門風に“私が持ってきたお菓子が食べられないの?”なんて言われる事がありました。それを受け入れないと喋ってくれないんです(笑)。僕の見せ場は、2期です(笑)」と、お茶目な感じで2期をPRした。
まちゃん、あみちゃんを演じた高橋、高山は、中学3年生のひよりの女友達として、戦いとは違う平和な日常の世界観を出すことを意識したのだとか。ひよりが身体を落としてやまちゃん、あみちゃんの2人が運んでいく時にひよりのパンツが見えていることを心配するシーンなどは、「心配する内容は何でもいいよ」とタムラ監督に言われてのアドリブだったという裏話も披露していた。
続けて、『主(神)と神器の関係性』の話題では、2期で見せたい毘沙門との関係性を尋ねられた井上は「お嬢(毘沙門)はSなので、僕はMでいいです(笑)」と回答。梶は、「雪音の主の夜トは、くさい・貧乏(笑)風呂の修理をしているシーンはあるんですが、お風呂には入っているのでしょうか…?マイナー神ですからどうなんでしょう(笑)そんな夜トなんですけど、最後のシーンに向かうにつれてはすごくかっこいい面が見れます。禊のシーンに『人として生きろ』っていう夜トのセリフがあったんですけど、ひよりや雪音と出会っていなかったら、夜トはあぁいう風にはなっていなかったんだろうなと思います」と、話していた。
なお、イベントでは本作最新情報として『ノラガミ Blu-ray BOX 初回生産限定版』を9月25日に発売することがアナウンスされ、場内には拍手があふれることも。記念撮影では登壇者がMy5円玉を手に持ったポーズで決めた。
そして梶から、「僕も一緒に観たいくらいです!EDの歌詞がとても雪音の気持ちとリンクしているなぁと思うので、そのへんも楽しんでいただければと思います。2期も楽しみにノラガミを応援してくれればと思います!」と呼びかけると、タムラ監督も「2期は、ずっとやりたいなと思っていたエピソードができるのでほんとに楽しみです!」と、意気の高さを見せていた。
最後は梶の発声で、客席を交えた「2期にご縁があらんことを!」の掛け声とともに登壇者の決めポーズで幕を下ろした。