“しょこたん”ことタレント・中川翔子（29）と中川の愛猫・マミタスが28日、東京・恵比寿の猫カフェ Nyafe Melangeで3月31日から放送がスタートとなるアニメ『おまかせ！みらくるキャット団』（NHK Eテレ）試写会にマミタス役の声優・杜野まこ、シリーズ構成の園田英樹氏、橋本みつお監督とともに出席した。
中川の半生を原案にしたアニメーション作品。東京下町・谷中野町に住んでいる勉強も運動も苦手ですぐに落ち込んでしまうネガティブな小学4年生女の子・赤川ぽこ美。“ポコタン”と親しまれているぽこ美には、幼いころに他界した父の夏彦（CV子安武人）がいた。夏彦は天上の「ヨミヨミランド」から心配して見守っていたが、ある日、夏彦はヨミヨミランドで働いて貯めた魔法パワーの種・魔法シールを使ってぽこ美の様子を見に地上へとやってきて、ぽこ美の愛猫「マミタス」に日頃助けられない自分に変わって助けるようにと魔法の猫じゃらし「みらくるじゃらし」と変身できる鈴「みらくるベル」を託す。これを使ってマミタスはみらくるキャットに変身するのだが、ぽこ美の家族や近所の愉快な仲間、ほかの猫たちも巻き込んだドタバタストーリーが展開していくこととなり…。
これまでにも中川のブログでマミタスが登場することはあったが、この日は、イベント初ツーショットでの登場。上映前に、中川は、「まさか、まさか、人生最高のベストパートナー・マミタスさまがモデルとなって、アニメとなる！しかも、Eテレと言うことで、これまでの人生で悲しい時も一緒にいてくれて、たくさんの夢を、マミタスが教えてくれました。たくさんのちびっ子たちに、作品を大好きになってもらえたら嬉しいなと思っています。たくさんの猫から教えてもらった、可愛さが、キラキラがワクワクが笑顔がいっぱい詰まった作品ができあがったということで楽しみにしております。夢にも見たことのない、夢のような夢がかなおうとしています！」と、いつもの思いあふれる“しょこたん節”でごあいさつ。
約10分ほどの試写が始まると、中川は目をキラキラと輝かせながら画面に見入り、中川と細野晴臣とのコラボ楽曲『ネコブギー』に乗せたジャジーなオープニングを観ると、「すごいカラフル！」と、大喜びで、変身シーンには現実のマミタスも興奮して鳴き声をあげたり、アニメのマミタスの必殺技“バッカルコーン”にも笑みが漏れていた。
その直後、初めてアニメを観た感想を、中川は、「ビックリしました！ハートフルでネコたちがいっぱいで、ツッコミどころもいっぱいあって。思った以上に父をモチーフにした夏彦さんに爆笑したりとか、マミタスの大活躍や、人と人とを笑顔でつなげてくれるというので感動で胸いっぱいです！夢に描いていた妄想のはるか1億倍の素晴らしい形でかないました」と、満足げだった。
ちなみに、マミタス役を演じた杜野も、本物のマミタスとはこの日が初顔合わせだったため緊張気味だったが、「リアクションが気になったんです…」と恐る恐る尋ねると、マミタスが「にゃー」とタイミングよく鳴き出し、中川も「OKと言ってます」と、代弁。「よかった、それを聞けて安心しています」と、胸をなでおろしていた。
イベントの終盤では、中川から重大発表が！なんと、本作にルリックス姫役で声優として出演することが発表。その設定については、「谷中野商店街のコスプレ専門店のアルバイトで、いつもコスプレで町を堂々と歩く女子高生。ぽこ美のあこがれの存在。たまにぽこ美に、ナイスなアドバイスをくれる。マイケルの飼い主」とのこと。
これに中川は、「今日はじめて聞いたんですけど、いくつ夢がかなうんだろうって！おうちに帰ってマミタスさまとちょっと、モンプチパーティーをしようかなって」と、テンションも相当にアガっているよう。その裏話もあるようで、杜野は、「オープニングに出てくる声優さんはほとんど決まっていたんですけど、ルリックス姫だけ声優さんが決まっていなくて、声優陣の間でも、もしかしてという話で、きょう聞いてやっぱりなって（笑）」と、スッキリした表情を見せていた。
そこから、マミタスの生い立ちを話すこととなり、「もともと、野良で捨て猫だったマミタスが近所の公園で里親たちに兄弟たちがもらわれていって、最後に残ったのがマミタスさまで、こうやって出会ったマミタスさまと出会った時は、（中川自身）絶望に暮れていた日々だったんですが、マミタスさまの生きた証を残したいというのでブログを始めて、そしてそのおかげで、たくさんの夢に出会うことができて、どれだけ助けてもらったか分からないマミタスさまにまたしても新しい夢が。今度のことはマミタスさまの生きた証にもなりますし、マミタスを通じて、ちびっ子たちとつながれたらと思っています」と、マミタス愛を切々。
さらに、中川は祖父母も猫に縁があるというエピソードを語りだし、「先祖代々、父方も母方も猫が好きで、お見合いで出会った祖父母も、たまたま猫が通りかかって、祖父がその猫を抱き上げたから、それをみて祖母が『猫好きなんだ！』ってなって。だから猫がいなかったら、子孫の私までできなかったのかと思うと、猫族たちにも感謝ですよね」と、マミタスをなでる。
すると橋本監督が、「血筋を感じるという出来事も多いんです」と話しだし、園田氏に至っては、中川の父・中川勝彦さん（享年32）と生前一緒に仕事をしたそうで、「学生のときに手塚眞さんの映画のときに現場でお会いしていたんです」と、縁の不思議さを口にすると、中川は、「父が引き合わせてくれる縁がすごくあって、亡くなってから長いのに今回も大きな力になってる」と、しみじみだった。
ほかにも報道陣から、「マミタスのいまの気持ちを代弁して頂けますか？」との質問が飛ぶと、「変身シーンで興奮して鳴いて『うむ！』とおっしゃってます（笑）。普段チョコレートカラーをしていますが、アニメのマミタスさまはピンクで、現実のマミタスさまもピンクがお好きでいらっしゃるので、変身したのが嬉しかったと思います」と、話していた。
アニメ『おまかせ！みらくるキャット団』は31日より火曜・午後6時45分より放送スタート！なお、本作キャラクターのぬいぐるみ、パスケース、「みらくるじゃらし」など15アイテムほどを今年7月に発売も予定されている。
