
アイドルグループ『V6』で俳優・岡田准一(34)が27日、東京・グランドプリンスホテル新高輪「国際館パミール」で行われた『第38回日本アカデミー賞』授賞式で主演作『永遠の0』で主演男優賞を受賞し登壇した。
映画『永遠の0』は作家・百田尚樹氏の同名作が原作。戦時下に戦うことよりも生還することに執着し、周囲から臆病者とまで言われた天才パイロット・宮部久蔵。彼がなぜ自ら特攻を選んだのか、現代を生きている孫の目線から真実をたどっていく感動ドラマとなる。
『蜩ノ記』で最優秀助演男優賞、『永遠の0』での『話題賞』に続いて登壇した岡田。主演男優賞も『永遠の0』でのものとなったが、「歴史のことを伝える役目もありましたので、その方たちに認めて頂けるように考えてやりました」と、気をつけながら演じていたそう。
宮部の妻を演じた女優・井上真央(28)のことを問われると、「本番中は当時の夫婦のように会話をせず、会話も『永遠の0』で(笑)」というと、司会の西田敏行(67)からは「もう、お茶目なんだから」と、ツッコミも。
続けて、「当時の雰囲気を大事にしながらでした。でも、子どもを井上さんがあやしている姿とかを見ながら、ほほ笑ましく見て役作りをしていました。妻役をやって頂いて光栄でした」と、井上にお礼を。
すると井上は、「会話は『永遠の0』でしたが、赤ちゃんが泣いてしまってあやす姿が目に焼き付けたというのがすごく嬉しくて」と笑み。これに西田が、「いいやつでしょ?」と、誘い水を向けると、井上も「いいやつです(笑)」と、乗っかり場内の笑いを誘っていた。
また、『永遠の0』は作品賞などにも輝き、実に8冠という快挙を成し遂げ、作品賞の際にも登壇し、感激の笑みを見せていた。