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20111130紅白歌合戦
紅白歌合戦会見に臨んだ出演者ら

 人気子役・芦田愛菜(7)が30日、都内・渋谷区のNHKで行われた「第62回NHK紅白歌合戦」出場歌手発表会見に人気子役・鈴木福(7)、女優で歌手の神田沙也加(25)、ロックバンド・猪苗代湖ズ、韓国の人気女性グループ・KARA、少女時代とともに出席した。

 今年は東日本大震災や台風の被害が大きく、悲しい出来事があったが、復興へ向けて人と人との絆を感じる年でもあり、「あしたを歌おう。」をテーマに開催。全55組の中から、今年話題となった7組が初出場となり、椎名林檎(33)をのぞく6組が会見に登場した。

 ドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)主題歌の「マル・マル・モリ・モリ!」を大ヒットさせた芦田、鈴木がそれぞれ「紅白歌合戦はおじいちゃん、おばあちゃんと見ていたので、お歌を頑張って歌います。みんなに元気を与えられるように、私も頑張ります!」(芦田)、「日本中のみなさんと一緒に歌ったり、踊ったりして、愛菜ちゃんと一緒に頑張りたい」(鈴木)と語ると、報道陣から思わず「かわいい?!」の声が。

 KARAの大ファンと公言している芦田が、「KARAのみなさんと踊れたら嬉しいです。凄く大好きなので」とラブコールを送ると、KARAのギュリも「私たちもコラボできれば嬉しいです」と答えた。

20111130紅白歌合戦
出席したKARAメンバー

 KARAはギュリ(23)、ニコル(20)、ハラ(20)の3人が出席し、ギュリが「メンバー一同嬉しく思っています。5人力を合わせて、悔いのないステージにしたい」と力強くコメント。

 少女時代はスヨン(21)、テヨン(22)、ティファニー(22)、ユリ(21)、ジェシカ(22)、ソヒョン(20)の6人が出席し、スヨンが「メンバー全員嬉しく、光栄に思ってます。同じ事務所の先輩の東方神起さんやBoAさんが出演していたので、私たちもステキなパフォーマンスをしたい」と、初出場の喜びを噛みしめながら語った。

 震災が起きて、苦しくつらい1年だったからこそみんなで力を合わせたいという沙也加は、「私1人では非力だけど、母と一緒に心を合わせて、精一杯歌います」と、母親の松田聖子(49)との親子共演が確実のよう。沙也加の初出場が決定したときの聖子の反応を、「『おめでとう!』と言って、何回もハグしてくれました。母も久しぶりの出場で、『一緒だから心強いわ?』って言ってくれて嬉しかったです」と明かすと、場内が和やかムードに包まれた。

 猪苗代湖ズからは、山口隆(35)をのぞく箭内道彦(47)、松田晋二(33)、渡辺俊美(44)が出席。被災地・福島出身の4人で結成されたバンドで、箭内が「僕たちだけが出ると思っていなくて、福島の人たちみんなと紅白で歌いたい。全国に避難している方々、福島に残っている方々が一つになってほしい」と意気込んだ。

 また、会見終了後、NHK制作局エンターテイメント番組部部長・古谷太郎氏と同チーフプロデューサー・原田秀樹氏が報道陣の質疑に答え、会見の冒頭で暴力団排除条例の影響で出演を見合わせた人はいなかったと発言したことについて、「今年初めて、各レコード会社に了解事項を出しましたが、それに抵触する人はいないという返事をいただきました」と説明した。

 カムバック組で特筆すべきは、被災地・福島県郡山市出身の西田敏行(64)は21年ぶり、岩手県陸前高田市出身の千昌夫(64)は22年ぶりに紅白に復帰。8年ぶりに出場する長渕剛(55)は、震災の復興支援に取り組んできたが、「被災地からの中継は?」という問いかけに、「長渕さんがメッセージ的に打ち出すとしたら、そうなると思う」と否定せず。

 海外からレディー・ガガ(25)をサプライズゲストとして、交渉していることが報じられたが、「いまのところ予定はありません。オファーもしていません」と否定した。

 紅組司会は、今年の連続テレビ小説『おひさま』主演女優の井上真央(24)、白組司会は、人気アイドルグループ『嵐』、総合司会は、阿部渉アナウンサー(44)が務める。

 31日、19時15分?23時45分オンエア。放送時間は一昨年の第60回と並び歴代最長となる。

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