ピアニストの中村紘子さん(70)が初期の大腸がんと診断され、2月1日から3月1日まで予定されていた演奏活動を休止することを27日、所属事務所が公式サイトで発表した。
公式サイトによると、中村さんは医師による検査、診察を受けたところ、初期の大腸がんと診断されたという。医師団と治療方針に関する詳細な協議を行った結果、入院を伴う検査と治療をすすめられたため、演奏活動を休止することになった。
所属事務所は「公演を楽しみにしていただいていたお客さまには大変なご迷惑とご心配をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げますとともに、ご理解のほどお願い申し上げます」と、休演を謝罪。今後は「経過をみながら治療期間等を医師団と相談し、演奏活動の再開については改めて皆さまにご報告させていただきます」とし、「コンサート活動再開に並々ならぬ意欲を持っており、再び華やかでパワフルな演奏をお届けできるよう前向きに治療に取り組んでまいります」としている。
中村さんも「このたびは皆様にご迷惑をかける事となり、本当に申し訳なく、心から残念に思います。いま、私のピアノはかなりいい調子で、ぜひ聴いていただきたかったのに」とお詫びし、「とにかく暫くはネコをかぶって、おとなしくして、治療に専念いたします」とメッセージを寄せた。
